この時期はファンデーションをつけた時に、皮ムケが目立ったり粉がふいたように見えることがあると思います。
「こんなことなら何も塗らないほうがよかった」と、メイク後の肌にがっかりすることがないように、メイクアップアーティストの筆者が、粉ふきを防止するスキンケア法をご紹介します。
■なぜ粉ふきしてしまう?
粉ふきしてしまう肌は、肌表面の働きが乱れてうるおいをキープできなくなっている可能性があります。原因は、肌がデリケートに傾いている場合と、日々の汚れの蓄積によって肌がごわつき、化粧品が馴染んでいない場合があります。
いずれの場合にも、ファンデーションをつけてめくれ上がった角質にファンデーションの粉体が引っかかることで、カサカサの粉ふき肌状態になっています。
■日頃のスキンケアで気をつけること
肌表面がうるおいで満たされて、ふっくらとしていることが理想です。
デリケートに傾いている場合
化粧品で、水分と油分をバランス良く補うことが大切です。本来正しく形成されるはずの皮脂膜の代わりを化粧品がしてくれます。
水分だけではすぐに蒸発してしまいますし、油分だけでは肌に素早く馴染みません。肌に馴染ませながら感触を確かめて、肌がふっくらとうるおうまで水分と油分をミルフィーユ状に重ねると良いでしょう。
ごわつきを感じるお肌の場合
まずは、汚れをとり除くお手入れが必要です。メイクが濃くても薄くても、丁寧にクレンジングをしましょう。汚れがきれいにとり除かれると、あとから使用する化粧品がすっと馴染んでうるおいを実感しやすくなります。
スクラブ入りの洗顔料や、マイルドなピーリング作用のある化粧品もおすすめです。
■メイク前に粉ふきしていた場合の即効ケア
お肌に蒸しタオルをのせるとスチームで肌表面がふっくらと柔らかくなり、化粧品の馴染みが良くなります。
カサつきがひどい場合は、オイルやクリームでマッサージをしてから蒸しタオルをのせると効果的です。
■ファンデを塗ったら皮ムケ、粉ふきが発生してしまった時の解決法
朝の身支度を整えて「あと10分で家を出る」という時に、鏡を見ると頬がカサカサしていたという場合は、ジェル状の美容液を指先にとってカサカサの部分に馴染ませましょう。
ファンデーションが浮き上がったら、軽くポンポンと叩きます。水気がなじんだら、リキッド系などの保湿力の高いファンデーションを軽くのせ、フェイスパウダーなどの粉物はつけないことが鉄則です。
粉ふき防止アイテム2選
(1)ハダリフト 美容液オイル/ハダリフト モイスチャージェルクリーム/アクアビジュ
メイク前に感じた粉ふきには、オイルとジェルをハンドプレスでじっくり馴染ませましょう。メイク後の応急処置には、ジェルクリームを少量とって気になるところに馴染ませます。
カサつきに入り込んだファンデーションが浮き上がったら、必要に応じて軽くファンデーションをのせましょう。
画像左:美容液オイル(20ml 通常購入税抜価格3,000円)
画像右:モイスチャージェルクリーム(50g 通常購入税抜価格4,500円)
(2)モイストバー/レナジャポン
植物由来の美肌成分を配合した洗顔石鹸です。世界最高の白ワイン用のぶどう「シャルドネ」の果汁を発酵させたエキスが入っています。
11月22日〜28日の期間は、東急プラザ銀座 ヒンカリンカのPOP-UP SHOPで商品の体験もできるそうです。
(100g 税抜価格3,500円)
乾燥の季節には、困った事態をさけるためにも肌状態のチェックが欠かせません。肌の乾きを感じたり寝不足の日は特に注意が必要です。
メイクを落とす時や化粧水を馴染ませる時に、肌表面の触り心地をしっかりと感じましょう。「肌がごわついて化粧品の馴染みが悪い」「なんとなくザラザラしている」などのちょっとした変化に気づき、お手入れでひと手間加えて快適な素肌美をキープしましょう。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト 毛髪診断士 上野リサ
大手化粧品メーカーでメイクアップアーティストとして活動後、幅広いジャンルで「顔創り」に取り組む。顔を起点とした”善い美容習慣の定着”を目指す「face conductor」というジャンルを開拓。)
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【参考】
※ハダリフト 美容液オイル/ハダリフト モイスチャージェルクリーム – アクアビジュ
※モイストバー – レナジャポン