気になる頑固な毛穴の黒ずみ。目立ってくるとクレンジング剤や洗顔料で毛穴の黒ずみをゴシゴシ擦りがちですが、洗い過ぎや擦りすぎは肌を傷めて逆効果に。そこで今日は、「毛穴トラブルを悪化させるクレンジングと洗顔」をご紹介します。
■「乾燥」を悪化するクレンジング
クレンジング剤は、肌の刺激となる界面活性剤を含むことが多いので要注意! 洗い流すときは、熱すぎるお湯ではNG。体温と同じ温度の36度のぬるま湯でやさしく洗い落とします。クレンジング後、多少ぬるっとした感触が残っていてもメイク汚れをすべてクレンジングで落とそうとせず、クレンジング後の洗顔で最終的に落ちていればOKと考えましょう。
正しいクレンジング方法を見直した後は、クレンジング剤選びも大切ですね。様々なタイプが出ていますが、石油、アルコールの入ったものは刺激が強くトラブルの原因になりやすいので注意が必要。肌にやさしく自分に合うものを選びましょう。
■「たるみ毛穴」原因はゴシゴシ洗い
洗顔は泡洗顔がポイント。上手に泡がつくれない人は、ネットなどでテニスボール位の大きさの泡をつくります。泡が肌とのクッションになるような感覚でやさしく洗いましょう。小鼻のくぼみや毛穴が目立つからといってゴシゴシこするのは禁物。強くこすっても毛穴がきれいになるわけではありません。むしろ「たるみ毛穴」が増えてしまいます。洗顔料が顔に残っているとニキビや肌荒れの原因となりますので、すすぎは洗顔料が残らないように気をつけましょう。
「毛穴トラブルを悪化させるクレンジングと洗顔」についてご紹介しましたが、あなたは大丈夫でしたか? 高価な化粧品を使っていても間違ったスキンケアをしていたら残念ですよね。毎日のクレンジングと洗顔を見直して毛穴美人を目指しましょう。
(リンパ・ハーバリスト/ビューティヘルスライター 町山 町子)
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【参考】
※廣瀬嘉恵著(2013)『「若いね」といわれる美肌づくり』(角川フォレスタ)
【取材協力】
※廣瀬嘉恵/医療法人社団・優恵会理事長、東大大学院卒医学博士。美容皮膚科銀座よしえクリニック、ひろせ皮フ科、美容皮膚科「ベル・ポークリニック」の美人女医として、年間2万人の男性・女性の美肌をつくり出している。
※美容皮膚科銀座よしえクリニック