年齢を重ねるごとに体型が少しずつ変化してしまうのは、基礎代謝が下がっていることが原因の一つ。年齢とともに基礎代謝が下がるのは自然なことですが、できれば余分なものを溜めこまない痩せ体質をキープしたいですよね。
それには、基礎代謝を上げる働きを助けてくれる「杜仲茶」が一役買ってくれるようですよ!
■2つのアプローチで基礎代謝がUP!?
(1)胆汁酸の分泌を促す
胆のうから小腸へ分泌される胆汁酸。脂肪の消化・吸収のための消化液なのですが、近年の研究では、脂肪燃焼の指示を出す働きの存在が分かってきたそう。
杜仲茶に含まれる「アスペルロシド」と呼ばれる健康成分には、胆汁酸の分泌を促す働きがあるそう。小林製薬の研究によれば、胆汁酸の活性化で基礎代謝が10%アップすることもあるようですから期待大!
(2)代謝のサイクルを促進
杜仲茶には脂肪の吸収を抑え、脂肪の分解を促す働きがあるだけでなく、エネルギーとして使用するように促すこともわかっています。
また、脂肪酸の分解によって肝臓で作られるケトン体は、筋肉などでエネルギー源として使用されるよう促す働きもあり、体内の一連した代謝サイクルを促進。食べたものが脂肪として蓄積されにくい「ヤセ体質作り」のサポートをしてくれます。
■杜仲茶の2つのアンチエイジングブレンド
(1)糖化予防にオススメのブレンド
糖化(※)を予防する効果のある「ローマンカモミール」とブレンドしましょう。緑茶やドクダミにも糖化予防の効果があるので、お好みのお茶とブレンドしてみて!
(2)代謝アップにオススメのブレンド
身体を内側から温める働きのある「蒸しショウガ」をブレンドしましょう。一般的に体温が上昇すると基礎代謝もアップすると言われています。蒸しショウガは、薄くスライスした生姜を80℃(100℃以下ならOK)のオーブンで1時間程度乾燥させて作るか、市販のジンジャーパウダーをブレンドしてもOK。
杜仲茶は、クセがなく飲みやすいので、お食事中もおすすめ。日常の飲み物として取り入れてみてはいかがでしょうか。
※糖化:エネルギーとしても使い切れず、貯蔵するにも余った糖がコラーゲンなどのタンパク質と結合してしまう反応。糖化したコラーゲンは、茶褐色で弾力がなくなり、ほうれい線やくすみの原因と言われています。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※加齢による脂肪蓄積を抑える杜仲茶 – 杜仲茶倶楽部
※基礎代謝を上げる胆汁酸ダイエット - 小林製薬の杜仲茶
※くらしのノウハウ – ゆうどき(NHK)
※石原新菜著(2013)『病気にならない蒸しショウガ健康法』(アスコム)