気になる部分をポイントで隠してくれる「コンシーラー」は、使い方や選ぶものによって老け見えを防止できます。
美容家やコスメコンシェルジュのプロとして年齢に合わせた美を提案する筆者が、老け見えを防止するコンシーラーの使い方をご紹介します。
■40代に見せないコンシーラーの使い方
40代に見せないコンシーラーの使い方は、くすみやタルミを目立たなくするだけでなく、“下がりがちな目尻や口角をカバーすること“が大切です。
コンシーラーをたくさん塗るのではなく、下地やファンデで改善できないところだけにポイントづけをすると、厚塗り感が出ずに自然な肌をつくることができます。
■コンシーラー選びのポイント3つ
コンシーラー選びのポイントを3つご紹介します。
(1)乾燥しない
カバー力があるコンシーラーほど、油分が少なめで乾燥しやすく、固めのものになります。
乾燥が気になる方は、油分が入っている柔らかめのコンシーラーを使うことをおすすめします。
(2)ヨレない
目の周りや口周りは表情筋があるので、特にヨレやすい部分です。油分が少なめの固めのコンシーラーを使うと、ヨレを改善できます。
油分が入っている柔らかめのコンシーラーで乾燥を防ぎたいけれど「ヨレが気になる」という場合は、コンシーラーの後にフェイスパウダーをブラシでのせることでも、ヨレを改善できますよ。
(3)美容成分が入っている
「コンシーラーをつけると、シワが目立つ」という方におすすめなのが、美容液成分が入ったコンシーラーです。
カバーをするだけではなく、アンチエイジングにも効果的です。
■老け見え防止!差が出るコンシーラーの使い方
(1)口角
写真のように、下がってしまった口角部分をコンシーラーでリフトアップします。
塗り方は、下唇を真ん中にして図の矢印の方に向かって斜め上に引き上げます。そのあと、上唇も図の矢印のようにつけます。
ポイントは、自分の口角の高さより2〜3ミリ上につくることです。下のコンシーラーと上のコンシーラーが交差する位置を口角の位置になるようにすると、自然に見えます。
上手くコンシーラーをつけられない方は
最初に、肌馴染みの良いサーモンピンクなどのリップライナーで、2〜3ミリ高い位置に口角の位置を決めて、目印をつけてからコンシーラーをつけると、失敗しにくいですよ。
(2)まぶた
まぶたは、くすみやすい部分です。
アイシャドウを塗る前にコンシーラーをつけると、肌色が明るくなってアイシャドウの発色が良くなりますよ。
(3)目尻
年齢とともに下がりがちな目尻にそのままアイラインを引くと、より下がった目尻を強調してしまいます。
まず、目尻を気にせず欲しい位置にアイラインを引き、そのうえでコンシーラーでアイラインと元の目尻との差を塗りつぶすと、アイラインが自然に見えます。
写真の赤い矢印のように少し引き上げる感じで斜め上にいれ、青い矢印は赤い矢印と交差させるように入れます。
ポイントは、今ある目尻の高さよりも2〜3ミリ上にすることです。入れ方がむずかしい場合は、口角の時と同様に、先に位置を決めてからつけるようにすると描きやすいですよ。
コンシーラーも使い方によってリフトアップに役立ちますので、ぜひ参考にしてください。
(ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/ライター/美容師 mayu3)
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