毛穴の悩みも様々ですが30代から急増する悩みが、“毛穴の開き・たるみ”。「年齢と共に頬の毛穴が目立ってきた」「ファンデーションをつけると余計に毛穴が目立つ」そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?そこで、頬の毛穴が広がる原因や、30歳を過ぎたら実践していただきたい毛穴ケアをご紹介いたします。
■ 頬の毛穴の開き・たるみの主な原因>
肌の乾燥による毛穴の開き
潤いのあるお肌は、内側からふっくらとキメが整い毛穴も目立たなくなります。しかし、年齢とともに肌の保湿機能が低下し、肌が潤いを失うと、キメが乱れて毛穴が目立つようになります。また、乾燥から肌を守ろうと皮脂が増えたり角質が厚くなるため毛穴の詰まりや黒ずみの原因にもなります。
加齢による肌のたるみ
涙型の細長い毛穴の場合は、肌のたるみが原因です。頬を上にひっぱると、毛穴が目立たなくなる場合は肌がたるんでいる証拠です。加齢により肌のハリを支えている真皮層の機能が低下し、肌に弾力がなくなり毛穴がたるんできてしまいます。そのほか、表情筋の衰え、表情筋の衰え、皮下脂肪の増殖、血行不良なども関係しています。
■30歳になったら実践すべき!毛穴ケア3つ
(1)保水力のある化粧品で保湿ケア
毛穴の開きは、肌の乾燥が関係しています。30歳を過ぎると、セラミドなどが担う肌の保湿機能が低下し、内側から乾燥が進みます。化粧品は、セラミドやNMF(天然保湿因子)などが配合された保水力のある化粧品を使用し、しっかり保湿を行うようにしましょう。肌に塗布する際は、2,3回に分け少しずつ、ゆっくりと肌に馴染ませるのがポイントです。
(2)マッサージで肌を活性化
毛穴のたるみは、肌のたるみが関係しています。残念ながら、化粧品では真皮層にアプローチする事はできません。そこで、おすすめがマッサージ。マッサージで血行を促進することにより真皮層が活性化され、リンパの流れもよくなり肌の引締めにも効果的。マッサージを行う際は、指通りのよい乳液やクリームで内側から外に向かって優しく円を描くように行いましょう。
(3)週に1回は角質ケアを
30歳になったら取り入れていただきたいのが角質ケア。年齢と共に肌のターンオーバーが遅くなり角質が重層化し、これが毛穴の開きや詰まりの原因にもなります。すると、化粧水などの浸透性も悪くなってしまいます。肌に負担の少ない酵素洗顔や、洗い流すタイプのピーリング化粧品を週1回程度取り入れることをおすすめします。
毛穴のたるみや開きは、加齢による肌の老化が関係しています。瞬時に毛穴を引き締めることは難しいですが、日頃の入念なお手入れをすれば必ず効果が現れます。上記でご紹介したケアは、毛穴の開きやたるみだけでなく肌のエイジングケアにも繋がりますよ。是非、実践してみてくださいね。
(毛髪診断士/美容家 齊藤あき)
【関連記事】
※ 目指せ毛穴レス!「たるみ毛穴」のお手軽ケアメニュー