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マスクで肌荒れ?摩擦やムレを防ぎ美肌を保つマスクの使い方

美容ライター
岸田茉麻

花粉症や感染症対策にマスクを着用している人も多いでしょう。しかし、「毎日マスクを着用しつづけると肌荒れをするのでは?」と心配する声もちらほら耳にします。

マスクで肌荒れ?摩擦やムレを防ぎ美肌を保つマスクの使い方

コスメコンシェルジュの筆者が、マスクによる肌荒れの原因や肌荒れを防ぐマスクの使い方、マスクを衛生的に持ち運ぶ方法についてご紹介します。

■マスクの着用がもたらす3つのトラブルとは?

マスクの着用がもたらす3つのトラブルとは?

筆者が美容部員として勤務していたころ、「マスクを着用するようになって肌が荒れるようになったんです」と相談にこられる方が一定数いらっしゃいました。身体の健康を思って着用しているマスクでも、肌荒れにつながってしまうのは残念ですよね。

マスクによる肌荒れトラブルの原因には、次の3つが挙げられます。

(1)摩擦やゴムによる圧迫(物理的刺激)

マスクを着用する上でどうしてもさけられないものが、「物理的な刺激」です。鼻からあご先までカバーするので、マスクによる摩擦が刺激となって肌荒れにつながることがあります。

また、ゴムによる圧迫も、摩擦により肌ダメージのもととなります。顔とゴムの間に髪の毛が挟まっていたら、肌にとって良い状態とはいえませんね。

(2)高温多湿による汗やムレ

マスクのなかは気密性が高く、呼吸とともに湿度と温度が上昇します。ですから、非常にムレやすくなります。

また、くしゃみや会話で唾液が飛ぶとムレによって雑菌が繁殖するため、ニキビや肌荒れにつながります。

(3)マスクの素材や配合されている抗菌剤

マスクに配合されている抗菌剤が肌に合わない場合もありますし、衣服の化学繊維で肌がチクチクしやすい人は、マスクのガーゼや不織布が肌荒れの引き金となることもあります。

■肌荒れを防ぐマスクの使い方

近年では「メイクが落ちにくいマスク」が販売されるようになりましたが、どうしてもさけられないマスクの刺激に対して、どう対策すれば良いのでしょうか?

(1)摩擦やゴムによる物理的刺激を減らすには

摩擦やゴムによる物理的刺激を減らすためには、大きめサイズのマスクを着用する、または、マスクを着用しない時間をつくる方法があります。

もちろん、顔の大きさに対してあまりにもマスクのサイズが大きいと、マスク本来の目的が失われてしまいますが、物理的な刺激を減らすことにつながります。また、休憩時間やマスクを着用しなくても良いタイミングを見つけ、マスクを外してみるのも良いでしょう。

(2)高温多湿によるムレを防ぐには

高温多湿によるムレを防ぐには、マスクの内側にガーゼを挟むことをおすすめします。ガーゼがマスクのなかの水蒸気を吸いとってくれますし、なにより肌とマスクの接触を防ぐことができます。

雑菌対策として、マスクをこまめにとり替えると良いでしょう。

(3)マスクの素材や抗菌剤が体質や肌に合わない方

マスクの素材や抗菌剤が体質や肌に合わない方は、敏感肌用のマスクや肌触りの良いマスクを選んでみてください。

実際に使用しなければ肌に合うかどうかを見極めることはできませんが、どうしても不安を感じる方は専門家に相談することも1つの方法だと思います。

(4)ていねいなスキンケアも大切

肌のコンディションを維持するためにも、ていねいなスキンケアをつづけましょう。

摩擦ダメージをさけながら洗顔やクレンジングをし、保湿ケアをしっかり行いバリア機能を正常化させれば、マスクによる刺激を軽減することにつながりますよ。

■マスクを衛生的に持ち運ぶ方法

マスクによる肌荒れを防ぐためには、つねに清潔なマスクを使用することが大切です。しかし、替えのマスクをどのように持ち運べば良いのか、頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。

最近では、100円ショップでマスクの収納ケースやポーチが多数販売されていますし、手作りする方も多いようです。

身近なところでは、家にある冷凍・冷蔵用のジッパー付きプラスチック袋に入れて持ち運ぶ方法もあります。これなら、ホコリや汚れ、水滴から守った状態でマスクを持ち運べますし、かさばることもありません。

マスクの着用をさけられない場面も多いと思いますが、マスクによる肌荒れが心配な方はぜひ参考にしてくださいね。

(コスメコンシェルジュ 美容ライター 岸田茉麻
日本化粧品検定1級保有。美容部員の経験を生かし美容ライターに転身。コスメのみならず、食生活や生活習慣を含めた美容に役立つ情報を発信中。)

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