腸活には欠かせないのが発酵食品です。納豆やヨーグルト、味噌など身近な発酵食品の中でも、具だくさんのお味噌汁は、発酵食品+食物繊維もしっかり摂れて、腸活のサポートに最適です。
毎日お味噌汁を食べたいけれど、「出汁をひくのが面倒」「どうも美味しく出汁がひけない」という方へ。健康と美容に役立つ食スタイルを提案して16年の美養フードクリエイターである筆者が、簡単で美味しい「出汁の作り方」と保存方法をご紹介します。
■手間いらずなのに美味しい!「水出汁」の作り方
材料
水 1リットル
昆布 20g
煮干し 10g
作り方
(1)煮干しは、頭とハラワタをとります。昆布は繊維を断つように細切りにします。
(2)保存容器に、水、昆布、煮干しを入れ、冷蔵庫で一晩保存して出来上がり。
保存方法
必要な分だけ鍋に移して使いましょう。残った出汁は冷蔵庫で保存し、1週間以内に使い切りましょう。
出汁をひいた後の昆布と煮干しの活用法
昆布や煮干しは、お味噌汁の具材として食べることができます。
さらにひと工夫
お好みで干しシイタケを加えても、美味しい水出汁が出来上がります。
■週末作り置きに!美味しい「本格出汁」のひき方
材料
水 1リットル
昆布 20g
かつお節 30g
作り方
(1)昆布は繊維を断つように切ります。
(2)水に昆布を加え弱火で加熱し、沸騰しない温度(60℃程度)まで加熱し、そのまま冷えるまで待ちます。
(3)(2)から昆布を引き上げ、再び火にかけ、沸騰したら火を止めてかつお節を入れます。
(4)かつお節がしっかり沈んだら、キッチンペーパーなどを敷いたザルで漉して出来上がり。
保存方法
水出汁と違い、火を入れた出汁は冷蔵庫で保存しておくと、濁りが出て風味が落ちます。1回分ずつ、タッパーやジップのついた保存袋に入れて冷凍で保存しましょう。
出汁をひいた後の昆布とかつお節の活用法
昆布は、細かく刻んでお味噌汁の具材に加えるといいでしょう。
かつお節は、乾煎りして乾燥させておきます。野菜の炒めものや煮物などの出汁として加えたり、ゴマ感覚でサラダや冷奴などに加えたり、梅干しと和えても美味しくいただけます。
美味しいお味噌汁は、ホッと心が和みますよね。水出汁や冷凍保存した本格出汁を上手に取り入れて、美味しいお味噌汁を毎日の習慣にしたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ
料理教室Manami’s Kitchen主宰。パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学びDiploma取得、本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー(スタンダード)。自著「ベジフル発酵ジュースとレシピ」(2018年・日東書院本社)、「ヤセ菌が増えて太らない食べ方」(2016年・自由国民社)。コラム執筆、雑誌、TVなど多数のメディア出演実績がある。)
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