今まで気にならなかったところに新しいエイジングサインを見つけると、ため息が出てしまいますよね。
毎日のスキンケアに手間と時間をかけていても、なかなかカバーできない悩みのひとつが「ゴルゴ線」です。ゴルゴ線は、一度できてしまったら改善できないのでしょうか?
美容整体師の筆者が、1日たったの2分でできる「ゴルゴ線のセルフケア」をご紹介します。
■ゴルゴ線とは?
ゴルゴ線とは、目のクマより下、ほうれい線より上の位置にでき、目頭から顔の外側斜め下方に向かって入る溝状のくぼみのことです。
漫画「ゴルゴ13」の主人公の顔に描かれていることから、通称「ゴルゴ線」といわれています。
なぜ「ゴルゴ線」はできてしまうの?
加齢によってできるゴルゴ線は、「顔の筋肉や脂肪からハリが失われる」「むくみによる重さでたるむ」ことなどが原因とされています。
放っておくと、悪循環によってさらに深刻になってしまいます。
日頃の予防やケア
ゴルゴ線ができてしまった場合は、根気強くケアする必要があります。今お悩みの方も、深く線が入る前にぜひ意識的にケアをしてください。
食事で意識すること
・たんぱく質をしっかりとる
・甘いものを控える
良質な筋肉や肌ツヤは、たんぱく質からうまれます。糖分のとりすぎは老化を早める糖化が進みますので、とりすぎないように心がけましょう。
正しい姿勢を意識する
・あごを引き、猫背にならない姿勢を意識する
首のコリは、顔の血流をの悪さにつながります。あごを引いた姿勢で、顔にも自然と新鮮な血液がまわるようになると、ゴルゴ線に限らず顔の美容に良いのでおすすめします。
■1日2分でできる!「ゴルゴ線のセルフケア」
顔の血流を良くする準備運動
顔を横に向け、ウンウンとうなずくように10回ほど顔を上下させましょう。反対も同じように行ってください。首の筋肉を伸び縮みさせることで、顔の血流を良くさせます。
ほぐして柔らかく滑らかに
ゴルゴ線を指で軽くつまみます。やや引っ張るように、ピコピコとつまんでほぐします。頬骨の上やその周辺の肉を指でやさしく丁寧にほぐしましょう。
筋肉がほぐれ、細胞にリンパ液や血液が巡り、自己治癒力が高まってハリとツヤ感が増します。
表情筋の筋トレを行い、頬の質感をよみがえらせる
頬の筋肉を高く上げるように、手を使わず意識的に行います。鏡の前で自分の顔を確認しながら行いましょう。
グッと頬骨の肉を高く上げて5秒キープし、パッと戻します。これを5回1セットとして、1〜2回繰り返します。
じわじわと筋肉に効く疲労感があるほど行うとGoodです。仕上げに、頬骨の肉に手を当て、回すように動かして疲れを癒しましょう。
このエクササイズを、朝晩に2度程、毎日行うことをおすすめします。早く改善したい方は、トイレに行くたびなど、人目が気にならない時に何度も行うと変化を早く実感できるでしょう。
ゴルゴ線の改善だけではなく、頬が高く上がって若見え効果も期待できます。
今のあなたの美しさは、これまでのあなたの積み重ねにより保たれています。今から改善に向けてとり組むその意識こそが、10年後も美しくいられる秘訣です。希望を持ってとり組んでいきましょう。
(輪郭美容家/美容整体師 及川ゆりか)
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