メイクもしているし、よく寝て元気なはずなのに、「忙しい?疲れてるでしょ」といわれたり、体調を気にかけられて不思議に思ったことはありませんか?
ヘア&メイクアップアーティストの筆者が、老け見えを改善するヘアメイクのポイントをご紹介します。
■あなたの老け見え度をチェック
□ストレートヘアのままルーズなスタイリングをしている
□肌色が明るく、チークをつけていない
□日焼け肌にベージュ系リップを使っている
□目まわりにファンデーションやコンシーラーをつけていない
□眉を描くのが苦手
3つ以上当てはまることがある方は、下記のヘアメイクのポイントをとり入れましょう。
■ヘアスタイル
パーマやくせ毛風に、地毛を整えてから仕上げるルーズ感のあるニュアンスヘアは、抜け感もあっておしゃれに見えます。一方、ストレートヘアで特に黒髪の場合は、おしゃれなルーズ感を表現するには手間が必要です。
後れ毛を出しても、ストレートのままではただ髪が乱れて「生活感」や「疲れ」に見えてしまいます。ヘアアイロンなどを使って、顔周りの毛にクセをつけてから仕上げると、こなれ感のあるスタイリングに仕上がります。
■チーク
「顔色が悪い=体調不良」のイメージが拭えません。特に、色白の方は血色がないように見えやすく、年齢によるくすみも加わると「チーク」が欠かせない存在になります。
頬を中心に、肌色全体に温かみを感じるように彩れば、疲れた印象を払拭できます。
■リップ
リップカラーはファッションとのコーディネートやトレンドが大切ですが、顔の印象や肌色の鮮やかさも大きく関係します。
日焼けをしている方や肌色が暗めな方は、鮮やかな色の口紅を選びましょう。ベージュ系をつけたい場合は、アイメイクやチークを濃くして全体のバランスをとるようにします。
明るい肌色の方は、鮮やかすぎる口紅は浮いて見えやすいので、柔らかい色の口紅を選ぶと良いでしょう。赤リップなどの濃い色をつけたい場合には、輪郭を強調しない方が調和がとれます。
■目もとのベースメイク
顔のなかで、もっとも疲れが出やすいのが目もとです。皮膚が薄く、静脈の滞りなどが透けてみえると全体的にどんよりとした印象になります。
ほかのパーツよりも厚みを考えながら仕上げないといけないのが、目もとのベースメイクです。重たくならないように注意しながら、必要な量のファンデーションやコンシーラーで目もとの肌色を整えます。
まつ毛の際まで薄く丁寧に仕上げることが成功の秘訣です。薄くパウダーで仕上げることも忘れずに行いましょう。
■眉
老け見え改善でもっとも効果的なメイクテクニックは、眉を美しく仕上げることです。
眉頭を左右バランスよくとり顔の印象を引き締めたら、眉山に向けてやや上がるように描きます。適度な太さを意識して仕上げることで、メリハリが出てイキイキとした印象に仕上がります。
ちょっとしたポイントを押さえれば老け見えを改善できるので、心当たりのある方はぜひ挑戦してみてください。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト/毛髪診断士認定講師 上野リサ)
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