梅雨や夏時期に特に発生しやすいのが「むくみ」の症状。体内に余分な水分が溜まりやすくなり、太ったわけでもないのに、顔がふっくら腫れて見えたり、手足が腫れて洋服や靴がきつくなったり、身体が腫れるような症状が引き起こされます。女性にとって、ぽっちゃり見えてしまうむくみは天敵! でも、高温多湿の日本の風土は、発汗作用が働きにくいという特徴があり、よりむくみを引き起こしやすいのです。そこで、梅雨時期、夏時期を乗り切るための薬膳食材とレシピを伝授します!
■「むくみ」改善!薬膳処方
薬膳的には、「肺・脾・腎」が弱るとむくみを引き起こすと言われています。改善するためには、余分な水分を抜くための以下の2つの方法いずれかを実践してみましょう!
1.「発汗」で身体の水抜き
温熱性の食材を食べて汗をかくと、むくみの解消が期待できます。セロリ、生姜、ねぎ、唐辛子、大葉、ニラ、山椒などのスパイシーな発汗作用のある食材がオススメです。
2.「尿の排出」で身体の水抜き
利尿作用の高い食材を食べて代謝を促し、むくみを解消させます。はと麦、小豆、空豆、いんげん、冬瓜、セロリ、鯵、鮭、たら、サバなどの食材がオススメです。
■むくみ解消オススメレシピ〜セロリの簡単クラムチャウダー
セロリは、身体の熱を冷ます効果と利尿効果があるので、余分な水分を取り除いてくれます。胃腸を整える優しいスープにして召し上がれ!
1. セロリ、じゃがいも、玉ねぎをあさりと同じくらいの大きさに切る。
2. セロリ、じゃがいも、玉ねぎとコンソメスープ、ホワイトソースを入れて、沸騰させないように気をつけながらコトコト煮込みます。
3. じゃがいもが柔らかくなったら最後にあさりを入れ、サッと火を通したらできあがり。
しゃきしゃき感の残るセロリは、シチューに入れてもとっても美味。むくみが気になるこの季節。むくみ改善レシピで、身体の中からスッキリしましょう!
(お米・雑穀マイスター/薬膳インストラクター 澁谷梨絵)
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【参考】
※横田正隆(2014)『薬膳インストラクター資格取得テキスト』(キャリアカレッジジャパン)