木村拓哉さんや中谷美紀さん、ローラさんに石原さとみさんまで、数多くの芸能人が美と健康を考えて常食していると話題の「酵素玄米」。名前だけ聞くと、「炊き方が難しそうだし、味も美味しいのか不安」「毎日続けられるか心配」「自宅で気軽になんてとてもとても……」なんて思う方もいるのではないでしょうか。ご安心ください! 炊飯器で簡単に炊くレシピを、お米の専門家が伝授します。ぜひ一度、試してみてください。きっと長〜く続けたくなります。
■4日目が食べ頃!?「酵素玄米」とは
玄米と食塩、小豆を入れて炊き上げ、その後3日間、保温しながら毎日1回しゃもじでかき混ぜ、4日目以降から食べることができる玄米ご飯です。玄米が持つ強い栄養価に加え、小豆が持つ栄養素、食塩のミネラル分など、様々な栄養分を得ることができる上に、寝かせることで甘みが増して食べやすくなるので、玄米食が苦手な方にもオススメの玄米ごはんです。芸能人の間でも話題の健康食となっています。
■酵素玄米の嬉しい効果3つ
(1)ダイエット効果も期待
玄米食は、しっかり噛んで食べるので満腹感が得やすく、腹持ちも良いので、ダイエット食材としてとっても優秀! また、小豆には脂肪の吸収を抑える「サポニン」と呼ばれる栄養素が含まれるので、玄米+小豆の組み合わせは、さらなるダイエット効果も期待できます。
(2)お腹スッキリ!美腸効果
玄米と小豆は食物繊維が豊富。余分なものを排出し、腸の働きを整えてくれる作用があるのでお腹もスッキリ!
(3)お肌ツルツル美肌効果も!?
玄米の胚芽部分には「GABA」と呼ばれる血液をサラサラにしてくれる栄養成分が豊富に含まれいています。体内の血の巡りが良くなることで代謝を促し、新陳代謝を上げると考えられるので、お肌ツルツルの美肌効果が期待できます。また東洋医学では小豆には利尿作用があると言われ、老廃物を外に排出してくれると考えられており、より一層の美肌効果が期待できます。
■「酵素玄米」のカンタン炊き方レシピ
材料(2人分)
・玄米2合(約300g)
・小豆1/2カップ
・天然塩小さじ1/2
作り方
(1)玄米と小豆をボウルに入れ、サッと水を通し、ひたひたのお水(軟水のミネラルウォーターがオススメ。)に浸ける。
(2)(1)にラップを掛けて、冷蔵庫に入れて一晩置き、翌日、一度サッと水洗いし、軽く水を切ったらカップで量りながらお釜に入れていく。(※一晩浸した玄米は、水を含んで1.2~1.3倍に膨れています。)
(3)しっかり吸水した(2)の玄米に、カップ同量のお水と天然塩を入れ、しっかりかき混ぜたら、通常炊きモードでスイッチオン!
(4)炊き上がったら蓋を開けずにスイッチを切り、そのまま15分間蒸らす。水分がお米にしっかり戻り、お米がふっくらします。その後、しゃもじで十字に切り込みを入れ、底から返すようにほぐします。
※空気に米粒をさらすようにすると一粒一粒がシャキッと立ちます。
(5)炊き上がった玄米は、保温状態を続け、毎日1回は必ずご飯をかき混ぜましょう。3日経って水分が抜けた頃には、より甘みが出てきて食べ頃です!
※ただし、夏場は傷みやすいので7日間で。冬場も10日以内には食べきりましょう。
食べたらとっても甘みが強くて美味しい! これなら毎日続けられそうですよ。ぜひお試しあれ!
(お米・雑穀マイスター/薬膳インストラクター 澁谷梨絵)
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