11月に入り、寒さを感じる日も増えてきました。自覚している以上に、寒暖差によって身体は疲れてしまうものです。
なんとなく感じている不調やストレス、疲れが抜けない時は、メイクの仕上がりがパッとしないこともあります。
メイクアップアーティストの筆者が、不調を感じている時に気をつけたい「NGメイクのポイント」をご紹介します。
■マットなベースメイク
肌にツヤがないと老けて見えやすくなります。マットなベースメイクは大人の上品な印象を演出するにはもってこいですが、疲れてハリのない肌状態では仮面のようになりがちです。
仕上げにパール入りのハイライトを使って、ツヤと立体感をプラスしましょう。どうしてもマットに仕上げたい時は、ベースメイクの前に保湿系シートマスクを活用し、しっかり肌のうるおいをチャージするとよいでしょう。
また、日中の乾燥により「気がついたら肌がカサカサ」という場合には、保湿系バームをさっとひと塗り肌になじませてからお直しをしましょう。
■手抜きアイメイク
疲れている時や時間のない時は、極力シンプルなメイクですませたくなりますよね。特に、マスカラやアイラインのような細かいポイントメイクは億劫に感じると思います。
ですが、ここでしっかり目力をアップしておかないと、顔全体の印象がぼやけてしまいます。皮膚にハリがなく、目尻が下がりたるんで見えることを防ぐにはアイメイクが効果的です。
ゆるんだ印象になりがちな目元もアイラインを入れてキュッと引き上げ、イキイキとした印象を目指します。さらに、まつ毛を立ち上げてマスカラで仕上げれば、目に輝きが加わります。
■チークを入れない
血の巡りが悪ければ、老廃物もスムーズに流れず血色の悪いむくみ顔になることもあります。そんな時に外せないのが「チーク」です。
頬の丸みにそってコーラル系の肌なじみの良いカラーをのせましょう。形をくっきり出さずに肌色からにじみ出たような血色感に仕上げるには、クリーム系のチークがおすすめです。
少し高めの位置にポンと濃さを出せば、顔の印象も引き締ります。「調子悪いの?」と聞かれることがないように、メイクポーチにチークを入れていつでもお直しできるようにしましょう。
不調の時こそ、手抜きメイクはNGです。わかっているけど「つい」ということがないように、家を出る前に姿見の前で顔の見え方をチェックしましょう。少しの油断で自分を老けて見せないように、心がけたいものですね。
(フェイスコンダクター/ヘア&メイクアップアーティスト/毛髪診断士認定講師 上野リサ)
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