外食の機会がつづいたり、お酒が進んでしまった日は、胃の不調に悩むこともあると思います。
胃の不調を放ってしまい食欲が落ちると、大事な栄養素の補給が十分に行えない場合もあります。なので、早めに手を打ちたいものです。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、胃もたれや胃の疲れを和らげるスパイスを使った、お粥やスープのレシピをご紹介します。
■胃の不調時にさけたいもの
胃の調子が悪くなる原因の一つに、消化機能の低下が挙げられます。食べたものが消化し切れないために、胃のもたれ感が起こるのです。
その場合は、消化を促してくれる食材や調理法を選んでください。胃の機能を落としてしまう冷たい料理や、揚げ物といった脂っぽい料理はさけましょう。
■胃を休める時間をとる
食べ過ぎや飲み過ぎで酷使してしまった胃には休息が必要です。間食はやめて、食間をあけましょう。
また、3食に分けて規則正しく食事をとることも心がけてください。長いこと胃を空にしたままにしておくと、胃粘膜が荒れる原因にもなります。
■胃にやさしい食材+スパイスで、胃腸に元気を
上記でご紹介したことを意識したうえで、消化に負担がかからず「ビタミン」や「ミネラル」が豊富な食材を選んでいただきましょう。これに健胃作用のあるスパイスを加えれば◎です。
ターメリックや山椒を使い、温かく煮込んだお粥やスープがおすすめです。甘いものが欲しい時は、シナモンを使った温かい飲み物もいいでしょう。
■胃の不調時におすすめ!スパイス粥とスープのレシピ3つ
(1)ターメリック粥
ターメリックは「ウコン」という別名でも知られる、胃を健やかに保ってくれるスパイスです。胃の働きが活発になる粥をお試しください。
材料(1人分)
・炊いた白米 1/2カップ
・水 1/2カップ
・塩 小さじ1/2
・ターメリック 小さじ1/6
・しょうがのすりおろし 小さじ2
作り方
(1)鍋に炊いた白米と水を入れ、強火で沸騰させます。
(2)弱火にし、塩とターメリック、しょうがのすりおろしを加えて、粥状になるまで煮込めば完成です。
(2)山椒と卵のキャベツスープ
健胃作用のあるスパイスの「山椒」と、胃の粘膜を健やかに保つ働きのある「キャベツ」を合わせたスープです。
材料(2人分)
・キャベツ 1/4個
・卵 1個
・水 500ml
・顆粒昆布だし 小さじ2
・塩 少々
・みりん 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1/3
・粉山椒 小さじ1/4
作り方
(1)キャベツはざく切りにし、卵は溶いておきます。
(2)鍋に水を入れて沸かし、顆粒昆布だし、塩、みりん、しょうゆを入れたらキャベツを加えてさっと煮ます。
(3)(2)に溶いた卵を流し入れたら火を止めます。仕上げに粉山椒を振って完成です。
(3)シナモンソイミルクセーキ
甘いものでホッとしたい時におすすめです。ストレスも和らぎ、疲れも改善されるでしょう。
材料(1人分)
・卵 1個
・豆乳 250ml
・はちみつ 大さじ1/2
・シナモン 少々
作り方
(1)卵を泡立て器でしっかり混ぜたら、豆乳を加えてさらによく混ぜ合わせます。
(2)(1)を鍋に移し、ゆっくりと温めたら完成です。はちみつを加え、シナモンを振って供します。
気の置けない友達や家族と、美味しいものを味わうのは楽しいものですよね。ですが、羽目を外してしまったら、必ず身体をケアし養生しましょう。胃はとてもデリケートな部分です。くれぐれも無理は禁物と、心がけていてくださいね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ
「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。)
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