飲むだけでなく、化粧品や入浴剤などでも人気の高い「炭酸」。輸入品やフレーバーつきなど、さまざまな炭酸水が販売されていますね。炭酸水を飲むと、胃壁から炭酸ガスが吸収され血流がスムーズになり、代謝アップにおすすめです。飲み方やチョイ足し食材を使って、よりダイエットに効果的な炭酸水の飲み方をご紹介します。
■代謝アップ&ダイエットに効果的な「炭酸水の飲み方」
(1)ほんの少しは逆効果!?「たっぷり」飲む
国際医療福祉大学大学院の前田眞治教授によれば、炭酸水を飲んで胃が膨らむと満腹中枢が刺激され、空腹感が抑えられるとのこと。ただし少量の場合は胃腸の血流が高まるため、かえって食欲が増進してしまう場合があるそうですから、300ml以上を目安にたっぷりと飲みましょう。
(2)「レモン」をプラスで痩せ体質に!?
睡眠時間が短くなり寝不足の状態が続くと、食欲増進ホルモン「グレリン」の分泌が高まり、太りやすくなる傾向にあると言われています。毎日しっかり睡眠をとるためには朝に胃腸を活発にさせ、体内時計をリセットさせることが大切。炭酸水には胃腸を刺激し、体内時計をリセットさせる作用があります。朝に飲んで体内時計をリセットさせると、身体は代謝モードに切り替わり、約14~16時間後に睡眠ホルモン「メラトニン」が分泌され、自然な眠気が訪れます。同様に、レモン果汁にも同じ効果があるので、朝は炭酸水にレモンを加えて飲んでみて。
(3)「お酢」プラスで内臓脂肪をブロック
エネルギーとして使い切れなかった糖は脂肪細胞に取り込まれ、脂肪の蓄積の原因となってしまいます。しかし、食事と一緒にお酢を摂ると、食後の血糖値の上昇が穏やかになることがわかっています。ミツカンの研究によると、1日15mlのお酢を毎日継続して摂ると、蓄積された内臓脂肪も減少すると言われていますので、食事中は炭酸水+お酢を習慣にしてみて!
そのまま飲むには酸っぱいレモン果汁やお酢も、炭酸水に加えれば味がまろやかになり、飲みやすくなります。毎日の生活に取り入れて、ダイエットに役立ててみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※Drink 炭酸水を飲んで健康促進 – 炭酸生活
※レモンで体内時計をリセット – ポッカサッポロ
※肥満と不眠 体内時計の関係 - 武田薬品工業
※お酢の継続摂取で内臓脂肪が有意に低下!メタボリックシンドロームの予防に期待 – ミツカングループ