2015年07月21日
寝ながら美肌!?「睡眠をアンチエイジングタイム」にする食べ物2つ
大人になると分泌が減ってしまう「成長ホルモン」。成長ホルモンには、脂肪を分解する働きや、コラーゲンの合成を促す働きがあり、アンチエイジングに欠かせません。一般的には、22時~2時の間に成長ホルモンが一番多く分泌されると言われていますが、実は、そうとも限りません。成長ホルモンを分泌させるために大切なのは、ぐっすり眠ることなのだとか。
■睡眠の「ゴールデンタイム」は気にしなくていい!?
近年の研究によれば、成長ホルモンの分泌が高まるのは決まった時間帯ではなく、「入眠後3時間」に分泌が高まることが判っています。特に、入眠後1時間に訪れるノンレム睡眠の間に成長ホルモンが多く分泌されるため、ぐっすり眠ることが大切なんだとか。
■成長ホルモンの分泌をサポート!食材2つ&取り入れ方
(1)冷凍しじみ
肝機能を高めることで有名な「オルニチン」。オルニチンには、睡眠の質を高めて成長ホルモンの分泌を促す効果が期待できるそうです。しじみに多く含まれますが、冷凍することで生のしじみの約8倍に含有量が増えるそう! とくに、肌の弾力、隠れじみ(表皮の下に眠っているシミ)の改善が認められたそうですから、お肌が気になる方は、夕食に冷凍しじみのお味噌汁を習慣にしてみて!
(2)アーモンド
アミノ酸の仲間「アルギニン」と「グリシン」も睡眠と関わりの深い栄養素。協和発酵バイオの研究によれば、アルギニンには脳を刺激して成長ホルモンの分泌を促す効果があり、グリシンには、睡眠の質を向上させ、深い眠りに早く到達する効果があるそう。アーモンドには、アルギニンとグリシンが両方含まれていますから、寝る前に温めたアーモンドミルクを飲むのも◎。良い睡眠へと導いてくれるはず。
睡眠不足に陥ると、食欲増進ホルモンの分泌が高まり、太りやすくなることもあるそうです。ぐっすり眠り、疲れや脂肪を溜めこまない身体を作りたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※ねむりの基本 – ねむりラボ
※成長ホルモン分泌促進効果の検証 – オルニチン研究会
※「疲れ肌」改善効果の検証 – オルニチン研究会
※シジミを冷凍すると? – オルニチン研究会
※アルギニンの持つ作用 – 発酵バイオの健康成分研究所
※睡眠の質を高めるアミノ酸“グリシン” – いきいき健康研究所