「なんとなく健康に良さそうだからプロテインを飲んでいる」という人もいらっしゃると思います。きちんと理解してプロテインをうまく活用できれば、栄養が偏りがちな女性の強い味方になる場合もあります。
管理栄養士の筆者が、女性に嬉しいプロテイン活用法をご紹介します。
■運動をしていない人でも「プロテイン」は飲むべき?
「プロテイン」は筋トレとセットのイメージが強いかと思いますが、プロテインを補給したからといって筋肉が増えるということではありません。
「プロテイン=たんぱく質」です。トレーニングをして壊れた筋肉を合成するためにたんぱく質が必要となるため、運動後にたんぱく質を補給することが筋肉を増やすことにつながります。
したがって、運動をしていない人の場合、「筋肉を増やす」ことを目的にするのはむずかしいでしょう。
美容の面でも強い味方に
たんぱく質は、筋肉だけでなく身体を構成する材料となる重要な栄養素ですので、不足すると肌や髪にツヤがなくなるなどの悪影響が出る場合があります。ですから、たんぱく質は女性にとって美容の面でも非常に重要です。
プロテインを活用して、美肌づくりをサポートしましょう。
■プロテインを活用したいシーンとおすすめプロテイン
忙しい朝の食事に
規則正しい生活リズムをつくるためには正しい体内時計のリズムが必要ですが、朝食にはその働きをサポートする役割があります。
忙しくて朝になかなか食事ができない人は、プロテインで代用しても良いでしょう。吸収がゆっくりしていて腹持ちが良い、「カゼインプロテイン」や「ソイプロテイン」がおすすめです。
「鉄分」「カルシウム」などの補給に
1日の食事だけでは、どうしても補いきれない栄養素があります。女性に不足しやすい、「鉄分」や「カルシウム」などを間食で補給することも良いでしょう。
メーカーによって添加されている「ビタミン」や「ミネラル」も異なるため、補給したい栄養素が多いものを選びましょう。
ダイエット中の満腹感を得るために
ダイエット中の小腹満たしには、「カゼインプロテイン」「ソイプロテイン」がおすすめです。
特に、ソイプロテインは脂質成分が少ないため、夜寝る前にお腹が空いてしまった時にも利用できます。また、ソイプロテインに含まれる「イソフラボン」は、肌の弾力性を保つなどの美肌効果が期待できるので、一石二鳥ですね。
運動していない人にとっても、うまく利用すれば、プロテインから得られるメリットはたくさんあります。プロテインを活用して、健康や美容に役立ててみてくださいね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
【関連記事】
・スタイル抜群な「奇跡の70歳」が実践!痩せるおかずのルール
・40・50代のペタンコ髪を改善する方法[PR]
・20キロ減量ライター直伝!夏までに痩せる「食事の見直し方」
・ちょい足しで栄養価UP!トマトの美肌効果を高める食べ方
【参考】
※プロテインで太るって本当?気になるカロリーは? – 江崎グリコ
※運動後45分がプロテイン摂取のゴールデンタイム – 森永製菓
※プロテインは運動しない人でも飲んでいい?プロテインの活用法を紹介! – 森永製菓
※プロテインにはどんな種類がある?種類によって異なる目的と飲み方を徹底解説 – 森永製菓
※イソフラボン – わかさ生活