リコピンなどの抗酸化作用が高い栄養素を含む「トマト」は、皮ごと食べられるうえ、うまみ成分も多く含まれています。身近な野菜の一つとして冷蔵庫に常備している方も多いですよね。
そんなトマトですが、そのまま食べるのはもったいないです。ちょい足しすることで栄養価が高まり、紫外線ケアをサポートすることができます。
インナービューティー料理研究家の筆者が、トマトに含まれる栄養素の吸収力を高める食材をご紹介します。
■トマトにちょい足ししたい食材
ビタミンEが豊富な「オリーブオイル」
「オリーブオイル」は、どこの家庭のキッチンでも必ずといっていいほど常備していますよね。植物油のなかでも、抗酸化作用が非常に高い「ビタミンE」を豊富に含む良質なオイルです。
香り高いエクストラバージンオリーブオイルは、バゲットなどのハード系のパンにつけたりサラダのドレッシングとして加えるなど、使い勝手も抜群です。
トマトに豊富な抗酸化成分「リコピン」は、油脂類と合わせることで身体への吸収率が上がります。トマト本来のうまみをシンプルに味わいたい時は、この組み合わせがイチオシです。
良質なオイルが豊富「アンチョビ」「さば缶」
「トマト+魚の缶詰」は、白ワインを片手にちょっとつまみたい時におすすめの組み合わせです。お好みでハーブの粉末やレタスなどの葉野菜を加えても良いでしょう。
特に、塩気の効いたアンチョビ(イワシの塩漬け)は、細かく刻んで少量加えるだけで即席のおつまみになります。常備率が高い人気のさば缶を加えれば、食べ応えのあるおかずにもなります。
青魚の良質な「たんぱく質」は新しい細胞の原料となり、「DHA」や「EPA」の良質なオイルは肌のうるおい作りに欠かせません。
青魚に豊富に含まれる良質なオイルは、脳の働きもサポートしてくれるので在宅ワークのランチタイムにもおすすめです。
カロテン豊富な「青じそ」
和風ハーブの一つでもある「青じそ(大葉)」。乾燥肌対策やアンチエイジングをサポートする「カロテン」や「ビタミン類」を豊富に含んでいます。
ざく切りにしたトマトに細く刻んだ青じそを加えてポン酢を少々かければ、さっぱりとした箸休めの一品になります。ごまを加えればより風味高くなり、アンチエイジングもサポートしてくれるでしょう。
和食メニューの「もう一品」におすすめです。
ご紹介した3つの組み合わせをそのまま食べるのはもちろんのこと、納豆や冷奴にのせても美味しいですよ。ぜひ、お試しください。
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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・朝食べると太りにくい!?ダイエットに◎な「卵のとり方」
【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店
※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ
※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※斎藤糧三/監修(2016年)『スーパーフード事典 BEST50』主婦の友社
※藤原昌高/著(2010年)『からだにおいしい魚の便利帳』高橋書店
※(2017年)『スパイス&ハーブの使いこなし事典』主婦の友社