薄着になると、ボディラインが気になりますよね。いつも行っているダイエットとは違う観点からアプローチしてみることもおすすめですよ。
管理栄養士の筆者が、ダイエット中に意識したい食事法をご紹介します。
■「代謝UP」がキーワード
「基礎代謝」とは、生命維持に必要とされる必要最低限のエネルギー量のことで、一日に消費するエネルギー量の6割を占めています。したがって、ダイエットは基礎代謝を上げることが重要です。
春と夏は、秋や冬に比べると体温を維持するエネルギーを多く使わなくても良いため、基礎代謝が下がりやすくなります。ですが、食事の内容を少し変えるだけでも代謝アップにつながります。
■代謝を上げる食べ方&食べ物
「たんぱく質」をしっかり摂る
基礎代謝は、筋肉量が多いほど高いといわれています。
「たんぱく質」の摂取量が少ないと筋肉量が減りやすいため、たんぱく質食品は1日3食食べることがベストです。最低でも、1日2回は食べるようにしましょう。
タンパク質が豊富な「ゆで卵」「チーズ」「蒸したチキン」「納豆」などは、手軽に食べることができるのでおすすめです。
身体を温める食材を
冷たい飲み物は内臓を冷やし、血行が悪くなりがちです。温かい飲み物を飲むことで血行が良くなり、基礎代謝UPが期待できますので、常温または温かいものを飲みましょう。
食事では、ざるそばよりも「温かいそば」を食べるようにするなどの工夫をしてください。飲み物では、「ホットミルク」や「ハーブティー」「白湯」などが、基礎代謝UPにおすすめです。
デトックス効果で、より代謝UPを狙う
身体の老廃物をスムーズに外に出すデトックスは、直接基礎代謝に関わるわけではありません。しかし、老廃物が身体に溜まると血行が悪くなりやすく、代謝が落ちて痩せにくくなります。
「菜の花」や「たけのこ」「ふきのとう」などの野菜は食物繊維が豊富なため、便通を良くする働きが期待できます。
また、カリウムも豊富に含まれています。余分な身体の水分の排出をサポートするので、むくみ改善にもおすすめです。
基礎代謝を上げることに加えて、糖質や脂質をエネルギーに変えるビタミンB1やビタミンB2の摂取も忘れないようにしてください。ぜひ、この機会に食事内容も見直してくださいね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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