首元にポツポツと広範囲にできる茶色や肌色のイボ。顔に近い部分であるため目に付きやすく、気にしている人も多いのではないでしょうか。そこで、今回はその原因と対処法をご紹介します。
■首のイボができやすいのはこんな人!原因は?
首元にできるイボは「アクロコルドン」と呼ばれ、老化現象の一種であると言われています。紫外線などによる老化や摩擦、ターンオーバーの遅れなどが原因で、首元のほか、わきの下や股などにも発生するようです。また、色が白く肌が柔らかい人にできやすい傾向があると言われています。
■首のイボの対処法3つ
1.皮膚科を受診し切除
皮膚科を受診すると小さなハサミを使って切除したり、レーザーで取り除くなどの処置を受けるようです。皮膚科によって処置の仕方は異なる可能性があるため事前に確認されることをおすすめします。
2.市販薬の服用
皮膚科を受診する時間がない、受信に抵抗があるという人は、市販薬を利用するという手段も。イボに効果のある代表的な市販薬をご紹介します。ただし、内服薬は効果を感じるまでに時間がかかる傾向にあるため、早期に解消したい人はやはり皮膚科を受診されることをおすすめします。
ヨクイニンエキス顆粒クラシエ/クラシエ
「ヨクイニン」は、中国最古の薬物書である「神農本草経」に収載されているといわれる成分。ハトムギの種子から抽出された成分で、イボや肌荒れに効果があるといわれています。クラシエからは顆粒タイプのほか、タブレットタイプも販売されています。
(24包 税抜1219円/45包 税抜1800円)
ヨクイニン錠/新日本製薬
イボができる要因は年齢とともにターンオーバーが遅れがちになり、古い角質が肌に留まるためであるとの見解からターンオーバーを促進。肌を内側から整える効果が期待できるのだそう。また、小粒で飲みやすいのも魅力です。
(360錠入 税込み¥4,104)
イボコロリ内服錠/横山製薬
こちらもヨクイニンエキスが配合された商品。身体に優しく作用し、イボや肌荒れに効果が期待できるのだそう。
(180錠入 本体価格記載なし)
3.ハトムギ茶を飲む
昌平クリニックの鍋谷欣市院長によると、ハトムギは皮膚のイボ状のものを取る抗腫瘍作用があるのだそう。このほか、血流を改善して肌をきれいにする作用や胃腸を丈夫にする作用もあると言われているため、美肌をキープしたい女性にはおすすめ。ハトムギは粉末や錠剤で摂取する方法もありますが、お茶で取り入れるのが手軽で◎。ただし、ハトムギは植物のため、アレルギーのある人は摂取について慎重に検討する必要があるようです。また、妊娠中の人は流産の危険性があるとも言われているため、摂取しないようにしましょう。
いかがでしょうか。イボはその色によっては悪目立ちし、見た目を損ねてしまう恐れがあります。放置せず早目に対策をとることが大切です。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤幸子)
【参考】
※吉木伸子著(2011)『素肌美人になるためのスキンケア美容医学事典』(池田書店)
※ヨクイニンエキス顆粒クラシエ – クラシエ
※イボコロリ内服錠 – 横山製薬
※ヨクイニン錠 – 新日本製薬
※『安心』(2012年2月号、マキノ出版)