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「合う基礎化粧品」に出会えないなら!見直したいポイント7つ


大出順子

平均寿命も劇的に伸び、いくつになっても美しさを追求し続けるのは女性にとって当然のことになってきています。その鍵を握るのは「肌の美しさ」といっても過言ではありません。動物で言えば、毛並みのよさと同じですから、第一印象やさわりごこちの良さなど、見た目・質感は重要なポイント。曲がり角は過ぎたとはいえ、まだまだ美しい30代~40代のお肌。できるだけゆるやかに年を重ねていけたらと、毎日のスキンケアにせっせとお金をかけているのではないでしょうか。

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■見直して!いま手元にある化粧品、本当に大丈夫?

女性のきれいになりたい!という気持ちを逆手にとって氾濫しているのが化粧品業界や美容情報誌。「今までの化粧品よりずっと使いやすく、きれいになれそう」とつい錯覚させられるような、魅力的な写真の数々。そしていかにも効き目のありそうな新しい配合成分……。使ってみたくなるのは当然ですね。

 

日頃のスキンケアがトラブルの原因かも?

でも、いざ使ってみると、可もなし不可もなし、変化なし。それならまだ良い方で、今まで以上にキレイになるどころか、新たなトラブルを引き起こしていませんか? 使い続けている化粧品が、選び方、使い方によっては肌をダメにしている一番の要因かもしれません。

 

化粧品は「どう選び、どう利用するか」がポイント

とはいえ「化粧品はすべて肌に悪く、つけない方がまし」と言っているのではありません。化粧品をどう選び、どう利用するかでメリットがあることも事実。ほったらかさないで、お顔と肌に意識を集中してお手入れすれば、キレイになることも確かです。どんな化粧品が合うのかは、その人の肌や健康状態によってさまざまですが、自分の肌をキレイにしてくれる化粧品は、どんなことに気をつけて選んだらよいのでしょうか?

 

■まずは「お肌と化粧品の関係 」をおさらい

化粧品がその効力を発揮できるのは、肌の表皮にあるわずか0.02mm、ラップ1枚程度の各層の部分だけ。常に新しい細胞が生まれ、ターンオーバーを繰り返します。これが正常に行われてはじめて健全な角層が作りだされ、乾燥やさまざまな肌を守るバリア機能を果たすことができます。この表面を守っているのが、自分の皮脂と汗が混ざってできる皮脂膜。

 

■「肌の自己回復力を損ねない」ことが重要

 お肌は一番面積の広い排せつ器官といわれるように、栄養を取りこむところではありません。化粧品に肌の細胞の栄養になるものは必要なく、勝手に入りこまれたら、これがトラブルの原因になる可能性も。 となると、肌が必要とする化粧品とは、この自分の皮脂がキチンと出るようにしてくれて、本来の肌の自己回復力を損ねない化粧品のことではないかと、筆者は考えます。

 

■当てはまる?見直したいポイント7つ

化学由来成分を含む化粧品を使っている

 化学成分が分解できず、残留して代謝不良の肌に。あるいは、刺激として蓄積されていき、内臓にも影響が出てくる可能性も。

 

自分の肌質を無視して、違うブランドの化粧品を寄せ集めて使っている

ランキングにまどわされないで! ブランドによって使われている成分は異なるので、その分、化学成分の種類が多くなってしまう可能性が。

 

アルコールの入った化粧水を使っている

 アルコールが皮脂膜を溶かし、水分を蒸発させてしまう可能性があります。

 

クリームや乳液など、乳化された化粧品を使っている

 油と水分を乳化するために使う界面活性剤が、肌のバリア機能を傷めると言われています。

 

合成ポリマーなどの化学成分が入ったジェルタイプの化粧品を使っている

 わからないときは、塩をかけてみましょう。塩をかけて、水のような状態になったらそれらが入っている可能性大!

 

容器やイメージで選んでいる

容器やイメージではなく、中身の成分を重視して決めましょう。化粧品を購入するときは、必ず成分表をよく見て判断する

 

人の意見を参考にして選んでいる

脂性肌の人が「良い!」という化粧品を、乾燥肌の人が使っても良いとは限りません。

大切なのはお肌のトラブルには必ず、内臓のトラブルがつきものです。肌だけを見ないで、今までの生活習慣や食べているもの、睡眠時間など、内臓も含めた身体全体の状態を見て、使うものを選ぶことが大切です。本当に自分の肌をキレイにしてくれる化粧品と、良いお付き合いをしたいものですね。
(経絡ボディメイクセラピスト/ミューフル・インストラクター 大出順子)

【関連記事】
洗顔にも◎!しわ・シミや白髪まで!?万能すぎる「馬油」の使い方5つ

【参考】
※小澤王春著(2004)『バカがつける化粧品』(メタモル出版)
※小澤王春著(2007)『騙す化粧品』(メタモル出版)
※小澤王春著(2005)『自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典』(メタモル出版)

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