今よりもっときれいになるために必要な美容成分を薄めず、そのまま使用できる「原液コスメ」。愛用しているスキンケアアイテムにプラスすれば美白&アンチエイジング、肌トラブルの即効ケアになるとエステ業界でも注目されています。エステテシャンである筆者が、コスメインストラクターに「原液コスメの効果的な使い方」を教えてもらいました。
■「原液コスメ」ってなに?
実は化粧品ではありません! 化粧品の原料素材そのものです。もともと一般に販売されることのない化粧品メーカーのために製造された化粧品原料(原液)を薄めたり混ぜたりすることなく、一般の化粧品に含まれる有効成分だけが詰められた製品も存在します。美容成分がそのまま配合されているので、自分の肌の悩みや肌質に合わせて使用することができるほか、オリジナルにカスタマイズしてより効果の高い使い方ができる、美容エッセンスです。
■手持ちのアイテムにプラスしてもOK!原液コスメの使い方
1.集中ケアパックとして使う
美容液のように、単品で直接肌に塗布できます。または、専用のパックシートに原液を浸して集中ケアをしたいところに使えます。原液を浸したパックシートは、ラップに包んで冷蔵庫で保管すれば、数日間は繰り返し使うこともできるそうです。
2.肌悩みに合わせて、原液コスメをブレンドして使う
補給系、保護系など、メーカーによっては決まった形で構成されています。たとえば、栄養成分そのものを薄めず、混ぜずに補給できるもの、補給した栄養成分を肌に留めるものなど、役割がさまざまですから、使用する原液コスメのメーカー推奨の使い方を守ることが大切です。
3.ブレンドするときは特性に注意して!
美容液、化粧水、乳液、クリームにブレンドして使う場合は、成分の特性に気を付けなければいけません。原液は水溶性のものと脂溶性のものに分けられます。なので、水溶性の原液は化粧水とブレンドします。脂溶性の原液は、乳液やクリームなど油分を含む美容液とブレンドして使うのがいいでしょう。水溶性と脂溶性の見分け方については、販売元や成分表の記載を確認してみてください。
■ 原液コスメの効果的な使い方
手の平でよく温めて、両手でこすりつけずに包み込むように抑えて肌に入れ込みます。効果的にパーツしたいケアは3分ほどプレスすると、よく染み込むそうですよ。
いかがでしたでしょうか。原液は肌の求める目的別に栄養原液が分けられています。一般的な化粧品とは使い方が異なりますが、今よりもっとキレイになる美容成分です。めざす肌づくりのために原液の選択、使用手順、使い方をきちんと守って、ぜひあなたの肌で実感してみてください。
(リンパ・ハーバリスト/ビューティヘルスライター 町山町子)
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※株式会社ベリーザ