カラっと晴れた秋晴れが続くと、気持ち良いですよね。この時期におすすめしたいのが「窓掃除」です。寒い時期の窓掃除はツライと思うので、いつも年末にまとめて掃除をしているという人は、この時期に窓掃除をしましょう。
窓掃除は”掃除”に焦点を当てがちですが、動き方によっては良いストレッチやトレーニングにもなります。
理学療法士の筆者が、窓掃除をしながらできる簡単トレーニングをご紹介します。
■窓掃除をしながらできる簡単トレーニング3つ
(1)腕を動かす時は肩甲骨から動かす
窓拭きをしようと一生懸命に腕を動かそうとすると、肩が痛くなったり腕自体が疲れたりしやすくなります。なので、窓を拭く時は、肩甲骨から腕を動かすようにすることがポイント。
普段、動きのクセで肩甲骨から腕が動かせいない人はなかなかむずかしいかもしれません。そんな時は、背中のストレッチをする気持ちで腕を動かしてみましょう。
はじめから100点の動きを目指すのではなく、気持ちよく動かすことを心がけてくださいね。
(2)高低差を利用してストレッチ
大きい窓は高低差を利用して「プチ伸び&前屈」をしながら窓掃除をすると、掃除とストレッチができて一石二鳥です。
前屈をする時は、股関節から身体を動かすようにしてください。くれぐれも、ウエストの部分から身体を前屈させないよう注意してください。腰痛の原因につながる場合があります。
家族や他の人を巻き込んでゲーム感覚でやってみると、掃除だけではなく気分転換にもなると思います。
(3)お尻に力を入れてプチスクワット
スクワットの姿勢をとり、太ももではなくお尻に力が入るようにしながらゆっくりと窓枠のサンの掃除をすると、お尻のトレーニングになります。
スクワットの姿勢になる前に、立った状態でお尻に力が入るかチェックしてみてください。普段、太ももの前に力が入った動きをしていると、”お尻に力を入れる”ということがわかりにくいと思います。その状態でお尻のトレーニングをしても、結局、太ももの前しか効いていないということがあります。
気候の良いこの時期に、年末にまとめてやっていた大掃除を少しずつ進めながら、“ながらトレーニング”もやってみてください。
(著者/講師/理学療法士 矢間 あや)
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