美味しい食事の後に待っている食器洗い。油汚れに強い洗剤を使うと、気になるのは「手荒れ」。そこで今回は、美養フードクリエイターである筆者が実践している、油汚れの強い食器洗いのコツをご紹介します。
■手荒れを予防!食器洗いのコツ
(1)まずは拭き取り
いきなり水で流してしまうと、油がお皿全体に流れて余計に汚れてしまいます。まずは、キッチンペーパーやティッシュペーパーで汚れを拭きとりましょう。
(2)熱湯で流す
漆器や熱に弱い加工の食器でなければ、熱湯で油汚れを流しましょう。これだけでも、ずいぶんスッキリしますよ。
(3)浸け置き
その後、洗剤を溶いたお湯に漬けておきます。洗浄力の弱い手に優しい洗剤は、そのまま使っても汚れが落ちにくいので、漬け置き洗いが基本です。
(4)お湯の温度は体温より低く
洗剤を流すお湯は、体温より低いほうが手が荒れにくいと言われています。さらに、漬け置き洗いで汚れを落としておけば、後は、洗剤を流すだけ!
■消臭もできる!「重曹食器洗い」の方法
低刺激の洗剤を使うのも良いのですが、重曹を使った漬け置き洗いもおすすめです。重曹には、消臭する働きもありますから、タッパーなどニオイが気になる食器洗いにもおすすめです。
洗い方
10Lのお湯に重層を大さじ1~2杯を目安に溶かして食器を漬け置きます。お掃除用の重曹でも構いませんが、食品用の重曹を使った方が安心ですね。お鍋を焦がしてしまった場合にも、重曹と水を入れて一煮立ちさせ、そのまま一晩置いておくと剥がれやすくなりますよ。ただし、漆器やアルミ、プラスティック製品、フッ素加工の食器などは、コーティングが剥げてしまったり、グラスが曇ることもありますので注意して下さい。
寒くなると辛くなる手荒れ。身近なところから予防したいですね。
(美養フードクリエイター 岩田麻奈未)
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【参考】
※今月のからだにいい学会発表 - 『からだにいいこと』(2015年12月号)
※重曹 – 旭硝子