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食べないともったいない!ゆずの効果的な食べ方3つ

管理栄養士
今井尚美

冬によく見かける「ゆず」。実は、ゆずには捨てるところがないほど、栄養がたっぷり含まれています。

ゆず

管理栄養士の筆者が、ゆずの栄養を余すことなく摂る食べ方をご紹介します。

■美肌効果抜群!?ゆずの栄養

ゆずの皮や果汁には「ビタミンC」が非常に豊富に含まれています。特に、ゆずの皮には果汁よりも多くのビタミンCが含まれているので、皮も余さず活用したいところです。

また、強い抗酸化作用がある「β-カロテン」や「ヘスペリジン」も含まれているので、肌トラブルの予防もサポートします。ヘスペリジンには末梢の血管を強くする働きがあるため、冷え改善にも効果が期待できます。

ヘスペリジンはビタミンCの吸収を高めるともいわれているので、ゆずは効率よくビタミンCを補給できる食材といえますね。

■ゆずの栄養を余すことなく摂る食べ方3つ

(1)温活:ゆずジャム・ゆず茶

ゆずの皮部分や白い部分にも栄養素が豊富なので、丸ごと煮込んでジャムやゆず茶にすると良いですよ。「ヘスペリジン」や「カリウム」などの水溶性の栄養素も、ムダなく摂ることができます

ゆずをよく洗った後に皮と実を細かくカットし(種はとり除く)、ゆずの重さの半分量の砂糖を加えてとろとろになるまで煮込んだら完成です。長期保存する場合は、上記の状態で鍋に入れてアクをとりながら煮詰めてください。

トーストやヨーグルトに入れて食べても良いですし、お湯を入れてゆず茶にしていただくと身体が温まりますよ。

(2)便秘改善:酢の物

さっぱりとしたゆずの風味をいかすには、酢の物がおすすめです。ゆずと同じく冬が旬の大根とゆずの皮で酢の物を作ると、「食物繊維」もたっぷり摂れるので、便通改善や肌荒れ予防に役立ちます。大根を薄くスライスして塩もみし、水分をしぼり、ゆずの皮・酢・砂糖とあえれば完成です。

ゆずの皮を冷凍しておくと、いつでも使えるので便利ですよ。皮を薄くむいてキッチンペーパーで水気をとり、密閉できる袋に平らにして入れて冷凍しましょう。

ポテトサラダや鍋、パスタのトッピングにゆずの皮をプラスするだけで風味が良くなり、いつもとひと味違った美味しさを楽しむことができます。

(3)疲労回復:豚肉料理と合わせる

ゆずの果実を豚肉と合わせて調理すると、疲労回復効果が期待できます。定番の生姜焼きにゆず果汁を加えると、さっぱりとしたメイン料理になります。また、豚肉ときのこを炒めて、ポン酢とゆず果汁で味付けしても、美味しくいただけますよ。

豚肉は「ビタミンB1」が豊富で、エネルギーを作り出す手助けをしているため、疲れが溜まった時におすすめの食材です。ゆずに豊富な「ビタミンC」は、疲れている時やストレスを感じる時に失いやすい栄養素なので、冬の忙しい時期は「豚肉×ゆず」で疲れを溜めないようにしましょう。

ゆずは冬が旬の食材なので、たくさん出回っているかと思います。美容や健康に嬉しい栄養素を豊富に含むゆずを効率よく使い、冬の寒さや美肌づくりに役立ててくださいね。

(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)

 

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【参考】
ユズ – わかさ生活
ヘスペリジン – わかさ生活
ビタミンB1 – わかさ生活
※板木利隆/監修『からだにおいしい 野菜の便利帳』(2010年)高橋書店

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