「エイジングケア」は、つやプラ世代の方が最も気になるワードではないでしょうか。外側からのアプローチはもちろんですが、食事で内側からもしっかりとキレイを育みたいですよね。とはいえ、「毎日忙しいと、なかなかむずかしいレシピには挑戦できない」というお声もお聞きします。
ずぼらだけど薬膳のプロである筆者が、身近な食材である「黒ごま」と組み合わせたいエイジングケア食材をご紹介します。
■黒ごまがエイジングケアおすすめな理由
薬膳の世界では、黒い食材を食べるとエイジングケアを叶えることができると昔からいわれています。エイジングケアには「腎(じん)」という成長系ホルモンをいたわることが大切です。
ですので、腎を労わる食材を積極的にいただくことが大切なのですが、腎を労わる食材には、あるキーワードがあります。それは「黒い食材」です。
黒い食材はさまざまですが、「黒ごま」も腎を労わる食材の1つです。黒ごまは調理に簡単にとり入れることができるので続けやすく入手しやすいので、忙しいつやプラ世代の方にもってこいの食材です。
■黒ごまと組み合わせてアンチエイジング効果アップを狙う食材
納豆+黒ごま+お酢
健康や美容のために、日々納豆を食べるているという方も多いのではないでしょうか。もし、納豆をそのまま食べているならもったいないです。
ぜひ、「黒ごま」と「お酢」をプラスしてみてください。エイジングケアと肌のハリ・ツヤ感をアップさせる効能が期待できますよ。
食生活は自分にあったものを続けていくことで変化を感じますから、すぐにできる手軽さも嬉しいポイントです。
黒ごま+ほうれん草+のり
美肌へ導く「ほうれん草」に、腎をいたわる「黒ごま」と「のり」をプラスしました。黒い食材のコンビですから、より腎を労わる働きが期待できます。
味付けは、醤油や塩でシンプルにしましょう。ごま油を加えるとナムルのような味わいになり、おつまみにもなります。もっと食べ応えが欲しいという時、筆者は「ツナ」をプラスします。
黒ごま+山芋+豚肉
「黒ごま」「山芋」「豚肉」は、3つとも腎をいたわる食材です。山芋と豚肉をごま油で炒め、味噌、酒、みりんで味付けをしてトッピングに黒ごまをプラスします。
メイン料理に悩んだら、ぜひ作っていただきたいレシピです。甘じょっぱい味付けなので、ご飯にもお酒にも合います。家族全員で食べられるのも嬉しいポイントですね。
■黒ごまを効率良く食べるポイント
黒ごまを効率良く食べるポイントは、すりごまタイプを選ぶこと。すっていないタイプのごまは吸収されにくくそのまま便として排出されてしまうため、栄養に変わりにくいといわれています。
できれば、食べる時にごまをすっていただくことが望ましいですが、忙しい場合はすりごまタイプの黒ごまも用意しておきましょう。
「白ごまではダメですか?」とよく質問をうけますが、この効能は黒ごまならではの効能です。エイジングケアを意識した食事をするならば、ぜひ黒ごまを積極的にとりいれていきましょう。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
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