マスクが手放せない生活が長くなり、「マスク荒れ」が続いている人も多いのではないでしょうか。40代以降の女性の肌はデリケートに傾きやすいので、肌荒れがひどくなる前にきっちりと対策をしておきたいところです。
すぐにとり入れられる対策は「洗顔」です。洗顔方法を見直すことで、マスク荒れの改善が狙えます。
コスメコンシェルジュの筆者が実践している、肌にやさしい洗顔法をご紹介します。
■40代以降の肌
大人の肌不調は、肌のターンオーバーの乱れによる「ごわつき」や「かさつき」が、主な原因として考えられます。さらに、マスク生活による肌負担や花粉などによる刺激が加わると、一日過ごした肌からは悲鳴が聞こえてくるような状態です。
そんな状態を一刻でも早く改善したいのなら、今日からできる「洗顔法」を試してみてください。
■肌にやさしい洗顔法
毎日、朝・晩と洗顔をすると思いますが、何のためにしているか考えたことはありますか?
洗顔の目的は、顔についた汚れや皮脂、老廃物を洗い流すことです。また、クレンジングだけでは落としきれていないメイクも、洗顔することでオフできます。
肌に負担をかけずに汚れだけを落とすことが、美肌への近道になるので、正しい洗顔法のおさらいをしましょう。
泡の量
洗顔の基本は、たっぷりの泡でこすらずぬるま湯で流すことです。写真くらいの量ときめ細かさが理想的です。
石けんや洗顔フォームをしっかりと泡立ててから顔を洗ってください。泡立てが苦手な人は、泡立てネットや、ポンプを押すと泡が出てくる「泡洗顔料」を使うと良いでしょう。
洗う順番
まずは、皮脂量が多い鼻周りに泡を乗せてから、頬やフェイスラインを洗いましょう。
けして肌を手でこすらないようにし、泡をクッションにして洗う感覚を身につけましょう。
すすぎ
やさしく洗顔をしたら、ぬるま湯で丁寧に流します。
髪の生え際などのフェイスラインは、流しにくいのですすぎ残しが目立つ部分です。洗顔料が残ったままだと肌に刺激を与えることがあるので、鏡を見て泡を流せたかチェックしてください。
洗顔後の顔の拭き方
タオルは、顔が拭ければなんでもいいというわけではありません。ガサガサ、ごわごわしたタオルを使うと、顔を拭く時の摩擦で肌を傷めてしまう場合があります。
吸水性の良いコットンのタオルがおすすめです。または、ティッシュで水分を拭く方法も肌あたりがやさしいので、試してみてください。
■吹き出物対策に
マスクが当たる部分は、こすれによって角質が厚くなり、吹き出物ができやすい傾向があります。また、マスクで蒸れることにより細菌が繁殖すると、毛穴が詰まりやすくなることもあります。
吹き出物ができる前に、角質のケアに役立つ酵素洗顔をとり入れると良いでしょう。
酵素洗顔を使う頻度は、アイテムにもよりますが、毎日使うと落とす必要のない角質までオフしてしまう場合があります。週に1回の使用から様子を見てください。
小さめのマスクや肌にあたりやすい形のマスクはさけて、立体的なマスクを選ぶこともおすすめです。
肌が荒れていると、鏡を見るたびに憂鬱になりますよね。マスクで隠れるからといって何もケアをしないでいると、ますます肌状態が悪くなる場合があります。いつも気分良く過ごすためにも、洗顔法を見直してマスク荒れ対策をしましょう。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛 登志子)
【関連記事】
・即できて美肌効果大!若々しい目元になるためにすべきこと3つ
・塗り方を変えればもっと潤う!プチプラ高保湿ボディケア4つ
・手もエイジングケア!40代の手荒れに◎なハンドクリーム
・オールインワンからラインまで、高保湿エイジングケアコスメ