洗顔料にはいくつかの種類があり、それぞれメリットやデメリットがあります。そのため、いくつか所持して肌状態や季節などに応じて使い分けることがおすすめです。
アンチエイジングアドバイザーの筆者が、洗顔料の特徴と40代以降の女性におすすめの洗顔料をご紹介します。
■固形石けん
メリット
添加物が少なく、シンプルな素材で作られていることが多いというのが特徴のひとつです。
そのため、比較的肌にやさしい傾向にあります。
デメリット
泡立てがやや面倒だといえます。また、トレイなどに入れて収納する必要があり、底がトレイに接するため衛生的に保管に気を遣う必要があります。
固形石けんのおすすめのアイテムは下記の通りです。
カレンデュラ手づみ石鹸/ナチュラルアイランド
高い抗炎症作用をもつ「カレンデュラオイル」を高配合した固形石けんです。水洗いしても肌に留まりやすいといわれる「吸着型のヒアルロン酸」が配合されているので、繊細な泡がうるおいを残してしっとりと洗い上げます。
他にも、抗酸化力の高い「カレンデュラ発酵エキス」やソフトピーリング効果をもつ「発酵ローズハチミツ」、汚れを吸着する「天然クレイ」など、つやプラ世代には嬉しい成分が多く配合されています。くすみを防ぎながら明るくなめらかなハリ肌へと導きます。
うるおい★★★★★ 透明感★★★★★ 香り★★★★★ 低刺激★★★★★ コスパ★★★★★
(65g 税抜価格1,800円)
■泡で出てくるタイプ
メリット
泡立ての必要がなく、時短で洗顔できるのが最大のポイント。
最後まで衛生的に使え、「炭酸」を含んだものなら血流を促進させる効果も期待できます。
デメリット
泡を固めるために発泡剤が多く含まれていたり、強い界面活性剤を含んでいるものがあります。そのため、肌への刺激が強いものなどアイテムによってばらつきがあるので、よく吟味して選ぶことが大切です。
泡で出てくるタイプのおすすめのアイテムは下記の通りです。
ウォッシュフォーム/Paris.
弱酸性で高保湿なので、ゆらぎやすい肌でも比較的安心して使用できる泡洗顔料です。プッシュするだけでふわっとやわらかな泡が出てきて、肌をいたわりながらやさしく洗い上げます。
配合されている「ナチュラルクレイ」が毛穴の汚れを吸着し、古い角質とあわせて落としてくれます。使用後の肌はスッキリするのにうるおいは残したままという点が、つやプラ世代におすすめするポイントです。
うるおい★★★★☆ 透明感★★★★★ 香り★★★★☆ 低刺激★★★★☆ コスパ★★★☆☆
(200ml 税抜価格8,000円)
■フォームタイプ
メリット
モコモコの豊かな泡が立つアイテムが多く、肌への摩擦をさけながら洗顔できるのが最大のメリットです。
少量でもしっかり泡立つなど、コスパがいいアイテムも多数あります。
デメリット
泡立てる必要があり、それがやや面倒です。
また、発泡剤が多く含まれていたり強い界面活性剤を含んでいるものがあるため、肌への刺激が強い場合があります。そのため、よく吟味してアイテムを選ぶ必要があります。
フォームタイプのおすすめのアイテムは下記の通りです。
タカミフェイスフォーム/タカミ
肌タイプを問わず、使用しやすいアイテムです。水と空気をたっぷり含みながら泡立てると、弾力性にすぐれた濃密でモコモコとした泡が立ちます。
その泡が摩擦から肌を守り、汚れや酸化した皮脂などをスッキリと落とします。洗い上がりはさっぱりとしているのに、うるおいはしっかり残してくれます。
そして、次に使う化粧品が入りやすい肌環境に整えてくれる点もつやプラ世代には嬉しいポイントです。
うるおい★★★★☆ 透明感★★★★☆ 香り★★★☆☆ 低刺激★★★★☆ コスパ★★★★☆
(80g 税抜価格3,000円)
■ジェルタイプ
メリット
ジェルが肌との間のクッションとなり、摩擦を防ぐ効果が期待できます。
泡立てずにそのまま肌になじませて洗い流すだけという手軽さが魅力です。スピーディに洗顔することができます。
デメリット
アイテムによっては顔に密着しやすいものもあり、ぬめりが気になることがあります。そのため、丁寧に洗い流す必要があります。また、洗浄力は弱めの傾向にあります。
ジェルタイプのおすすめのアイテムは下記の通りです。
スムージングジェルウォッシュ/ルナソル
肌をくすませる原因として挙げられる「毛穴の汚れ」や「古い角質」にアプローチするジェル状の洗顔料です。もっちりとした透明なジェルを肌にのせると軽やかに伸び、うるおいを守りながら洗い上げます。
使い続けることで頑固な毛穴汚れにもアプローチし、明るく澄んだ肌へと導きます。
うるおい★★★☆☆ 透明感★★★★★ 香り★★★★☆ 低刺激★★★☆☆ コスパ★★★☆☆
(150g 税抜価格3,200円)
■パウダータイプ
メリット
「酵素」が含まれているものが多く、毛穴の汚れや古い角質、肌のザラつき、くすみなどにアプローチすることができます。
無添加のものもあり、肌にやさしいアイテムも豊富にあります。
デメリット
フレッシュな状態で使う必要があるため、個装タイプで開封後すぐに使い切る必要があります。単品では使用できず、ほかの洗顔料と一緒に泡立てる必要があるなど、やや面倒に感じることもあります。
パウダータイプのおすすめのアイテムは下記の通りです。
フェイシャリスト フォーメントパウダー/シーボン.
バイオテクノロジーの応用から誕生した酵素洗顔料です。個装されており、フレッシュな状態で毎回使用することができるうえ、旅行や出張の際にも便利です。
サラサラのパウダーをぬるま湯で溶かし、泡立つタイプの洗顔料と混ぜて豊かな泡を立ててから洗顔します。タンパク質分解酵素が古い角質や汚れをスッキリと落とし、ごわつきやくすみが気になりがちなつやプラ世代の肌も透明感あふれる柔肌へと導きます。
うるおい★★★★☆ 透明感★★★★★ 香り★★★☆☆ 低刺激★★★★★ コスパ★★★★☆
(0.3g×56ピース 税抜価格10,000円/0.3g×168ピース 税抜価格29,100円)
※画像のパッケージは今春発売された限定商品のものです。
今回は、洗顔料の種類とその特徴、つやプラ世代におすすめの洗顔料をご紹介しました。参考にしていただき、自分の肌に合った洗顔料で美肌を育んでください。
(アンチエイジングアドバイザー 遠藤 幸子)
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【参考】
※洗顔は成分ではなく、汚れを落とすための洗浄力で選ぶ – eボーテ
※カレンデュラ手づみ石鹸 – ナチュラルアイランド
※ウォッシュフォーム – Paris.
※タカミフェイスフォーム – タカミ
※スムージングジェルウォッシュ – ルナソル
※フェイシャリスト フォーメントパウダー – シーボン.