ビタミンやミネラルの宝庫として知られる「果物」ですが、太りそうなどの理由でさけている人もいらっしゃいますよね。ですが、”朝の果物は金”という言葉があるほど、エネルギーチャージやビタミン補給など身体にプラスに働くことが多いのが特徴です。
ベジ活アドバイザーの筆者が、朝ご飯に加えて得する果物とそのとり方をご紹介します。
■「キウイフルーツ」に塩を加えて熱中症対策
キウイフルーツには「ビタミンC」が豊富に含まれています。ビタミンCはすぐれた抗酸化作用をもち、メラニン色素の過剰生成を抑える働きもあるので紫外線の強い季節にとりたい栄養素です。
熱中症対策の肝となる「糖分」の他、「カリウム」「マグネシウム」「カルシウム」などのミネラル分も豊富に含まれています。暑くなる季節は、朝にキウイフルーツに塩を加えて食べることで日中の熱中症対策にもなります。
そのまま食べても良いですし、サラダなどに加えても美味しいですね。
■暴飲暴食対策には「リンゴ」
食べ物をよく噛むと、満腹中枢を刺激して食事量を抑えることにつながります。食欲に関わるホルモン分泌にも影響し、食後のエネルギー消費量を増加させるといわれています。
リンゴは噛む回数が多くなる果物です。朝ご飯にリンゴを食べることで腹持ちが良くなり、暴飲暴食対策になります。少し大きめに切ることが咀嚼回数UPの秘訣です。
■「バナナ」で手軽にエネルギーチャージ
バナナはエネルギー源となる糖質を含む果物ですが、「食物繊維」も含むため糖質の消化速度がゆるやかになると考えられています。腹持ちがよく持続的なエネルギー補給が特徴なので、集中した活動のために朝食べることがおすすめです。
それでも糖質が気になるという人は、先にサラダやヨーグルトなどを食べてからバナナを食べると良いでしょう。
シュガースポットが出たバナナは、「ポリフェノール」の含有量が高いことがわかっています。アンチエイジングに役立てたい人は熟したバナナを食べるようにすると良いですね。
朝ご飯に加えて得する果物とそのとり方についてご紹介しました。手軽にビタミンやミネラルをとれる果物を、もっとかしこくとり入れましょう。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※果物は糖尿病に良いのか悪いのか? 果物パワーを食事療法に活用 – 糖尿病ネットワーク
※食べる点滴?! 熱中症の予防に”塩キウイ” – ゼスプリ インターナショナル ジャパン
※「よく噛んで食事をする」と食後の血糖上昇を抑えられる 「よく噛む」食事法は朝と夜で効果に差が – 保健指導リソースガイド
※りんご – わかさ生活
※バナナに含まれる栄養について – DOLE