夏は素足で外出することが多く、サンダル履きで過ごす時間が増えてきます。でも、かかとのお手入れがされていないと、サンダル時は足裏が見えやすいため、どんなに着飾っていても一気にオバ見えしてしまうことに……。
美容ライターの筆者が、素足で過ごす夏に注意したいかかとのガサつきやひび割れについて、その原因と簡単なお手入れ法を紹介します。
■人に見られているかも!きちんとかかとケアしてますか?
かかとが乾燥でガサガサとした状態が、「年齢と共に硬くなり、元に戻りにくくなっている……」と感じる人は多いようです。
特に夏のサンダル履きはかかとが目立ちやすいため、きちんとお手入れをしておきたい反面、忙しい世代にとっては後回しにしがちなパーツといえるでしょう。
かかとの乾燥は見た目に清潔感がないだけでなく、ストッキングが伝線しやすいほか、悪化すると傷ができて出血をしたり、痛みを感じることもあるようです。
■足の裏はなぜ硬化するのか?
人の体重を支えるかかとは、その身体を守る働きから、徐々に角質層が硬く厚くなっていきます。そのため外側からのケアを怠ると、比較的早く乾燥が進んでしまいます。
その上、足裏には毛穴がなく、皮脂を分泌できないため皮脂腺も存在しません。
ご存じの通り、天然の油分である皮脂は、それがあることで適度な保湿を保っています。しかし、皮脂腺のない足裏はうるおい力がない反面、汗腺が多いことで汗がたくさん出るパーツのため、水分が奪われやすく、乾燥によるガサガサ感や角質のめくれ、ひび割れなどが生じやすいという特徴があります。
また、身体の末端である足裏は血流が滞りやすいのが特徴。ターンオーバーも乱れやすいため、古い角質が溜まりやすい環境であることも一つの原因といえるでしょう。
■ツルンとしたかかとを手に入れる2ステップとは?
かかとの乾燥が気になったら、やすりなどで削るのが一般的。でも「削ってもすぐに乾燥してしまう」と悩む人は多くいます。
大事なことはふたつあります。
STEP1:硬くなったかかとを削る
ひとつは削り方です。
バスタイムですぐに削ることは避け、お風呂で肌を柔らかくしてから行うようにします。無理に削ると、刺激によってかかとがより一層硬くなることがありますし、ダメージの原因にもなります。
湯で柔らかくなったなと感じたら丁寧に削りますが、全てを一気に落とすのではなく、多少の角質は残すほうが肌への負担を軽減できます。
また、削り過ぎるとトラブルの原因になりますから、皮膚の再生周期に合わせ、2週間に1回程度の頻度で行うようにしましょう。
STEP②:保湿する
もうひとつのポイントは保湿です。顏のお肌と同じで、刺激のあるお手入れの後には入念に保湿をしないと、また乾燥を招きます。
ドラッグストアにはひび割れ専用の軟膏もありますが、予防として使うなら、普段使うクリームでも十分。ポイントは、お風呂での角質除去後、時間を空けずに早めに保湿クリームを塗ることです。
■夏こそおすすめ!かかとケアアイテム
面倒に思われがちな足裏ケア。楽しく使えるアイテムを選択するのも手ですね。
夏こそかかとのお手入れはきちんとしたいものですが、忙しい世代の私たちにはとっては少々面倒……。それなら、楽しみながらお手入れできるグッズを使ってみてはいかがでしょう?
リピート/ラッシュ
ガサガサな足元をなめらかに集中ケアする、オレンジピールワックス配合のフットバームです。
繰り返し使用することで、足元が徐々になめらかになります。
スイートオレンジ油を使用しているので、搾りたてのオレンジジュースのような、シトラスノートの爽やかな香りが印象的で、気分もすっきりリラックスできそうです。
(50g 税込価格1,540円)
モイストローション/カカトリーヌ
ドクダミエキスをはじめとした、高濃度の13種類の植物由来成分を配合した、100%オイルフリーのローション。肌に馴染むと、独特の保湿力を発揮します。
削らず、磨かず、剥がさずに、プルンとうるおいに満ちた美しい足裏を実現してくれるので、忙しい世代でも手間がいりません。
(50ml 税込1,980円 ENDA COSMETICS)
Radar かかと消しゴム/砂山靴下
プラスチック消しゴムのブランド「レーダー」とコラボレーションした、フットケアアイテム。発売から約1年でシリーズ累計販売数10万個を突破した人気商品です。
シルクパウダーやアルガンオイル、ヒアルロン酸など7つのうるおい成分を配合し、バスタイムで柔らかくなった角質に使うと、まるで消しゴムカスのように古く硬化した角質がポロポロ削れると話題。面倒なお手入れも、楽しみながら行えそうです。
(税込価格990円)
かかとがガサガサしていると、なんとなく生活感が漂うものです。人に見えにくいパーツのため、つい油断しがちですが、夏の足元は多くの人の視線が集まりやすいのも事実。楽しみながら定期的にお手入れをして、素足やサンダル履きのときでも、堂々と美しい足で過ごしていきたいですね。
(ヘアライター&ヘアジャーナリスト 小澤 佐知子)
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