「最近の流行りヘアを試してみたけれど、逆にお疲れ顔に見えてしまった」ということはありませんか? 美容師、ヘアメイクである筆者が、老け見えヘアにつながってしまうNGな後れ毛についてご紹介します。
■老け見えするNG後れ毛
量が多い
後れ毛はこなれ感を出すのに効果的ですが、毛量を多くしすぎるとだらしなく見えたり重たい印象に見えたりして、地味なスタイルになってしまいます。
後れ毛の毛量は指でつまめる程度にし、全体のバランスを見ながら後れ毛の量を調整すると失敗しにくいですよ。
後れ毛を出しただけ
せっかく後れ毛をバランスよく出しても、後れ毛部分がボサボサしていると、疲れた印象を与えてしまいます。
後れ毛は、コテやアイロンを使ってゆるく巻くことがポイント。巻いた後にオイルやスプレーなどのいつも使っているスタイリング剤で仕上げれば、オシャレ感がUPします。
■老け見えする髪の引き出し方
引き出しすぎてボサボサしている
かっちりスタイルも部分的に毛束を引き出すだけで、ゆるふわなヘアスタイルにチェンジすることができます。しかし、引き出しすぎると全体がボサボサしたり、髪が広がったりして、まとまりのないスタイルになってしまうので注意が必要です。
毛束を引き出すことに慣れていない方は、ボリュームがほしいトップだけをほぐすと失敗しにくいですよ。
耳上の毛束をたるませるこなれヘアが逆に疲れて見える
最近よく見かけるのが、一つ結びの時に耳上の毛束をたるませるアレンジ。これも毛束を引き出すアレンジ法です。
地味に見えやすい一つ結びでもこなれ感を演出できると話題になったアレンジ法ですが、アラフィフの場合、耳上の毛束をたるませると生活感が出て疲れた印象を与えがちです。
耳周りの毛束はたるませないで、ふんわりさせたい頭頂部や後頭部のみ毛束を引き出すと、メリハリが出てシャープな輪郭を演出できます。
■老け見えするスタイリング法
スタイリング剤を使わない
せっかくヘアアレンジしてもスタイリング剤をつけないと、ツヤやまとまりのない仕上がりになってしまいます。
スタイリング剤に慣れていない方には、ベタつきにくくナチュラルなセット力のある「バーム」や「オイル」がおすすめです。簡単にツヤが出せるので、パサつきも抑えてくれますよ。
ガチガチに固める、または髪がベタベタしている
スタイリング剤は自分の髪質によって選ぶものが変わります。そのため、自分に合っていないものを選ぶと、昔の古臭いスタイルになってしまいます。
猫っ毛の方や薄毛の方はテクスチャーが軽い「ヘアスプレー」や「ムース」、髪が太い方はテクスチャーが重めの「ワックス」や「ジェル」、クセ毛の方はツヤを出す「バーム」やセット力のある「ワックス」を選ぶようにしましょう。
後れ毛を出した今時ヘアも、やり方によっては老け見えしてしまいます。注意すべきポイントをチェックして、ぜひヘアアレンジに活かしてくださいね!
(ヘアメイク/美容講師/美容ユーチューバー/ライター/美容師/メディカル美容矯正士/コスメ薬事法管理者 mayu3)
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