夏の食事は、麺類など、さっぱりとしていて簡単なもので済ませてしまいがちですね。暑さから食欲が落ちてしまうこともありますが、糖質過多の食生活は腸内環境の乱れにつながります。また、栄養バランスが乱れることは、夏バテの一因にもなります。
夏こそしっかり野菜を食べましょう!
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して17年の美養フードクリエイターである筆者が、冷たくしても美味しく食べることができて、腸活&夏バテ予防に役立つ夏野菜を3つご紹介します。
■麺類ばかりで便秘に!?
麺類は、精製された小麦粉を原料としているものが多いため、どうしても糖質過多、食物繊維不足になってしまいます。
糖質は、脂肪として蓄積されやすいだけでなく、悪玉菌の好む食べものですから、おのずと腸内環境が悪化してしまいます。
麺類を食べるときは、善玉菌の大好物である水溶性食物繊維が豊富な野菜を一緒に食べるようにしましょう。
■麺類ばかりで夏バテに!?
麺類は、ほぼ糖質でできているため、麺類ばかり食べていると、どうしても栄養バランスがくずれてしまいます。
また、夏は汗をかきやすい季節です。汗で失われるのは体内の水分だけではなく、ミネラルも失われます。
とくに鉄が不足すると疲れを感じやすくなりますから、夏バテ予防には、ミネラルもしっかりと摂ることを心掛けましょう。
■ツルっと美味しい!水溶性食物繊維が豊富な夏野菜3つ
(1)モロヘイヤ
“野菜の王様”ともいわれるモロヘイヤは、ビタミン・ミネラルが豊富な野菜です。特にカルシウム・カリウム・鉄などのミネラルが豊富で、夏バテ予防にも最適。
モロヘイヤを茹でて刻むと粘りがでます。このネバネバは、水溶性食物繊維の仲間で、一緒に食べたものの糖や脂肪の吸収を穏やかにするだけでなく、善玉菌のエサとなって腸内環境美化をサポートします。
(2)オクラ
オクラのねばねばも、水溶性食物繊維の仲間です。ミネラルも豊富ですが、β-カロテンも豊富に含まれていますから、夏の紫外線で疲れたお肌にも効果的!
オクラは、生のままでも食べられますが、さっと茹でて刻むことで粘りがでます。粘りが好きな方はさっと茹でて、苦手な方は生のまま刻んで食べましょう。
(3)ツルムラサキ
ツルムラサキも、モロヘイヤやオクラと同じくビタミン・ミネラルが豊富で独特の粘りのある野菜です。
芯の部分が太いため、茹でるときは、芯と葉にわけてから茹でます。茹でると粘りがでますが、モロヘイヤやオクラほどではなく、さっぱりと食べられる野菜です。
美味しい夏野菜を食べて、腸内環境を整えて夏バテ知らずで過ごしたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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