食べ過ぎ飲み過ぎで、お腹が張ったり胸焼けを起こしたり。特にアラフォー世代に入ると代謝が落ちて、たくさん食べたつもりはなくても調子を崩すことは少なくありません。そんな「ちょこっと不調」を薬に頼らず治せたら、嬉しいですよね。お家の中の「あるもの」が実はお薬代わりに役立つかもしれません。
■ハーブティーの定番「ペパーミント」
爽やかな香りが清々しいペパーミントはハーブティーの定番。健康や美を意識しているエイジング世代なら、誰もが持っているハーブのひとつでは? 実はペパーミントは古くから消化不良や鼓腸、腸の炎症などに用いられてきた歴史があるのです。ポイントは茶葉をしっかり煎じること。簡単に良い効果が期待できます。
■一家に必ずある「ショウガ」
日本人であれば季節を問わず常備されている代表的な香味野菜、ショウガ。食べ過ぎ飲み過ぎによる胸焼けのほか、乗り物酔いや吐き気、妊娠中のつわりなどにも効果的と考えられています。さっぱりと白湯に入れて飲むのもよし、少し冷えているなら紅茶に入れて飲めば、身体が温まります。
■スパイス棚に眠っている「フェンネル」
筆者はスパイスが大好きなので、キッチンには常時30種類ほどのスパイスが鎮座しています。フェンネルは芳香健胃剤として位置づけられており、消化を促し、ガスを流す作用があります。お腹の張りが辛いときのファーストチョイスとして◎。少量の砂糖をまぶしてそのままかじってみて。
身近な食材やハーブは、よく見直すとお薬代わりになることがあります。その効果や効能を生かして、ナチュラルケアに利用してみてくださいね。
(ホリスティックビューティインストラクターEriko)
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【参考】
※林真一郎著(2010)『メディカルハーブの事典』(東京堂出版)
※ジル・ノーマン(2015)『スパイス完全ガイド』(山と渓谷社)