ハウス栽培が進み、年間通して味わえる「水菜」ですが、実は冬野菜の仲間に入る食材です。そして、アンチエイジングに役立つ栄養素が豊富です。
ウエルネス&ビューティーライターの筆者が、水菜の栄養とおすすめのレシピをご紹介します。
■水菜は、40・50代女性こそ食べるべき
水菜には、老化対策に役立つ栄養素がふんだんに含まれています。老化の原因につながる活性酸素を除去する働きをもつ「ビタミンC」をしっかりとることができ、加えて「コラーゲン」の生成が促されることで肌のハリや弾力アップも期待できます。
そして、乾燥肌のお悩みを解決に導く「β-カロテン」も豊富です。皮膚や粘膜を健やかに保って肌の新陳代謝を高めるので、正常なターンオーバーの維持に役立ち、フレッシュな印象の肌づくりにひと役買います。
■貧血気味で、顔色が気になる方にもおすすめ
水菜からは「鉄分」や「葉酸」も摂取できます。貧血気味で顔色がすぐれないとお悩みの方は、血色のよい若々しい肌のためにも水菜をとり入れてみてください。
また、水菜には「ビタミンC」が豊富と前述しましたが、ビタミンCは鉄分の吸収を助ける栄養素ですので相乗効果が期待できます。
■水菜のアンチエイジングレシピ3選
鍋料理に便利な水菜ですが、手軽に作れる以下のレシピもお試しください。
(1)水菜と鶏手羽元の中華スープ
鶏手羽元の「コラーゲン」が効率的に吸収できる組み合わせです。
材料(2人分)
・水菜 100g
・鶏手羽元 4本
・しょうが 1かけ
・水 2カップ
・鶏がらスープのもと 大さじ1
・塩、こしょう 適宜
・ごま油 小さじ1
作り方
(1)水菜は5センチ幅に切っておきます。
(2)鶏手羽元は骨に沿って切り込みを入れ、塩、こしょうをまぶしてもみ込んでおきます。しょうがは薄切りにしておきます。
(3)鍋に水を注いで沸騰させ、(2)を加えます。煮立ったらアクをとりながら15分ほど煮込みます。
(4)(3)に鶏がらスープのもとと(1)を加え、ひと煮立ちさせたら火を止めます。塩、こしょうで味を調え、ごま油を回しかければ完成です。
(2)無限水菜サラダ
生の水菜からは、肌の代謝を上げる「食物酵素」がしっかりとれます。水菜がたくさんいただけるレシピです。
材料(作りやすい分量)
・水菜 1束
・かつおぶし 5g
・ごま油 大さじ2
・しょうゆ 大さじ1
・酢 小さじ1
・すりごま 大さじ4
作り方
(1)水菜を3センチ幅に切って水に1分ほどさらしたら、キッチンペーパーでしっかり水気をしぼっておきます。
(2)(1)にかつおぶしをからませ、ごま油、しょうゆ、酢を加えてよく和えます。最後にすりごまを振りかければ完成です。
(3)水菜と油揚げの炒めおひたし
「大豆イソフラボン」もとれる美肌レシピです。箸休めや常備菜にも。
材料(作りやすい分量)
・水菜 1/2束
・油揚げ 2枚
・めんつゆ(3倍希釈のもの) 大さじ2
・しょうが 1かけ
作り方
(1)水菜は3センチ幅に切っておきます。
(2)しょうがは、みじん切りにしておきます。
(3)油揚げは千切りにし、フライパンでから炒りします。
(4)(3)に(1)を入れたらめんつゆを加えてさっとひと混ぜし、フタをして弱火で蒸らします。
(5)仕上げに(2)を振りかければ完成です。
クセがなく飽きのこない水菜は、使い勝手もよい便利な野菜です。冬は特に美味しくなる季節、肌のみずみずしさを保つためにもどうぞ積極的に水菜をご活用ください。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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