今が旬の「大根」。一本購入しても使い切れないこともありますよね。
インナービューティー料理研究家の筆者が、大根を1本使い切る「かさ増しダイエットレシピ」をご紹介します。
■大根の美容に嬉しい栄養
大根の白い部分には「食物繊維」や「カリウム」が豊富です。「タンパク質消化酵素」も含まれているため、魚料理や肉料理に添えればたんぱく質の消化をサポートし、胃もたれ予防につながります。焼き魚に大根おろしがよく添えられているのは、さっぱりとしていて美味しいという理由だけではなく、このような理由もあるのです。
また、大根の葉には体内でビタミンAに変換される「β-カロテン」も豊富で、冬の乾燥肌対策にもおすすめです。煮物などに大根を入れれば食べ応えもあるので満腹感を得やすく、ダイエットにもおすすめです。
■大根を1本使い切る!かさ増しダイエットレシピ
大根の食べ応えによる満腹感を早めに得ることで、食べすぎ防止に役立ちます。ご紹介する大根レシピを食事前半に食べることがおすすめです。
5分で完成!大根と海苔のサラダ
大根をマッチ状に細切りにし、ごま油を加えて全体に絡めます。手でちぎった焼き海苔をたっぷり加えて、全体をよく和えれば完成です。
髪の健康に必要なミネラル豊富な海苔をたっぷり摂れるだけでなく、大根のシャキシャキとした食感が楽しく満腹感も得られやすい一品です。
グリルで簡単!大根ステーキ
大根を2~3センチほどの厚みに切って皮をむき、魚の切り身などと一緒に魚焼きグリルで焼くだけ。しっかり火が通った大根のほど良い硬さを残しつつ、ジューシーな味わいです。
ごまだれや味噌などを添えると美味しく、栄養価も上がりますよ。
焼き魚のたんぱく質の分解・代謝もしっかりサポートしてくれます。グリル任せなので、コンロで別の料理を同時に作れるのも嬉しいですね。
鍋任せで簡単!厚揚げと大根の煮物
「大豆たんぱく」が豊富な厚揚げは、煮物にぴったり。
食べやすい大きさに切り分けた大根と一緒に出汁で煮込めば、じゅわっと味が染みて美味しいですよ。厚揚げも大根も食べ応えがあるため満腹感を得やすく、ダイエット中の一品にも最適です。
手羽元も一緒に煮込めば、鶏の出汁が出てより美味しくなりますよ。
さわやかな風味!ゆず大根
食品用ビニール袋に千切りにした大根と塩ひとつまみを加えて軽く揉み、しばらく置きます。出てきた水分を捨ててから、刻んだゆずの皮とゆず果汁を加えて、さらに揉んで味をなじませれば完成です。
箸休めにぴったりな浅漬け風の和え物です。
その他
他にも、豚バラ肉とフライパンで炒めるだけのおかずや、定番の水菜と合わせたハリハリサラダもおすすめです。細かく刻んだ大根の葉は、ちりめんじゃことごま油で炒めるだけで、白ご飯にもよく合うおかずになります。
ご紹介したレシピなら大根1本もあっという間に使い切れるうえ、美容にも◎。大根が新鮮な数日以内に美味しく使い切って、身体の内側からキレイを磨きましょう!
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子)
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【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ