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全部知ってる?意外とやりがちな「和食のNGな食べ方」5つ

台湾料理研究家
小河 知惠子

フレンチやイタリアンのテーブルマナーは何かと有名ですが、意外と知られていない和食のマナー。オトナの女性なら大切な食事会や公式な場で和食を食べる機会もありますよね。そこで今回は、意外と知らない「やってはいけない和食のNGな食べ方・食事作法」について、料理研究家である筆者がご紹介いたします。

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■1:ちらし寿司に醤油を回しかけてはいけない

ちらし寿司の全体に上から醤油を回したり、ご飯につけてしまうのはマナーとしてはよくありません。ネタに醤油をつけ食べてから、その後ご飯を口へ運ぶのが正しい作法です。醤油をつけにくいネタだったり、がっつりと食べたい場合には、ショウガに醤油をつけてから一緒に食べるのがオススメです。

 

■2:「あがり」や「ガリ」という言葉はNGワード!

あがりやガリ、玉(ぎょく)などの言葉は、板前さんが使用するものです。お客さん側が使うのは、主客転倒してしまうため好ましくありません。お茶やショウガ、玉子(たまご)など、普段と同じ言葉を使いましょう。

 

■3:天ぷらにレモンをかけてはいけない

天ぷらにレモンが添えられていることも多いですが、直接絞ってはいけません。衣がしなってしまい、本来の食感が損なわれてしまいます。レモンの風味を加えたい場合は、天つゆに絞って味わいましょう。

 

■4:「移り箸」と「涙箸」はNG作法

「迷い箸」や「ねぶり箸」が好ましくないマナーであることはよく知られていますが、他にもお箸の使い方にはNGなものがあります。気付かずにやってしまいがちなものが次の2つです。

・移り箸:一旦取りかけた料理をやめ、別の料理へと箸先を動かして取ること。
・涙箸:箸で取った食べ物から汁を垂らしたり、箸の先端についた水分をポタポタと落としてしまうこと。
これらを行わないように、意識して充分に注意を払いましょう。

 

■5:食べきれない場合は“葉隠し”をすること

前提として残さないことがマナーですが、どうしても残してしまう場合は、残したものを見えなくする葉隠しを行ってください。魚の骨なども食べ終わった最後に覆い隠せば、気品が生まれます。

いかがでしたか? 無形文化遺産に登録された和食は、世界からもたいへん注目されています。私たち日本人が正しいマナーを実践し、美味しく食べるように心がけましょう。
(料理研究家 オガワチエコ)

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