冷え込みがきびしい1〜2月は、「パンツ」が手放せない時期。しかし、悩ましいのがパンツから浮き出るボディライン。どんなにトレンドのデザインであってもスタイルが美しく見えなくては意味がありません。
スタイリストの筆者が、40・50代におすすめする細見えパンツアイテムとその着こなし方をご紹介します。
■人気のフレアパンツで太もも・ふくらはぎスッキリ
(ストレッチフレア暖パンツ/UNFILO 税込価格8,990円)
昨年に引き続いての人気にはなりますが、この冬もフレアパンツは根強い支持を得ているアイテムです。フレアパンツは、膝下から裾にかけて広がっていくシルエットなので、気になるふくらはぎのラインをおおい隠してくれます。
また、フレアシルエットの裾の広がりの対比によって、太ももが細く見えるという嬉しい効果も期待できますよ。学生時代スポーツをしていた方に多い筋肉質タイプが華奢見えできるパンツともいえますね。
フレアパンツの素材やデザインにもよりますが、比較的お尻まわりのラインがめだちやすいので丈の長いニットやチュニックシャツと合わせると好バランスな着こなしに。ラフなのにどことなくきちんとした印象も兼ね備えているので、ちょっとしたお出かけやホテルライクなシーンでも対応できる幅広さが魅力です。
■イマドキなストレートパンツはセンタープレスが鉄則
(トリアセダブルクロス ストレートパンツ/23区 税込価格19,800円)
ストレートパンツは、スキニーほど細くなくてワイドパンツよりも太くはないという、ちょうどよいバランスのシルエットで人気に火がついています。ただし、トップスをシャツアウト(シャツをパンツにINしない着こなし方)をすると、途端に脚が太く見える現象を引き起こします。かといってシャツインをすると、今度は下腹部とお尻が気になりますよね。
そこでポイントなのが、センタープレスデザインです。センタープレスとはパンツの中心に折り目がついているデザインのことをさします。
折り目がつくことによってパンツのシルエットが立体的になるので、同じストレートパンツでもその細見え効果は段違いです。膨張色といわれる白パンツなどは、とくにセンタープレスデザインを取り入れると良いでしょう。
■ワンマイルウェアの新定番のジョグパンツは、スリット入りに注目
(クリアフレンチテリージョグパンツ/ICB 税込価格14,960円)
リモートワークやお家時間が増えたことによって、より服装はリラックスムードに。パンツも同じく締めつけが少ないもの、ウエストゴムデザイン、洗いやすいなど、コンフォータブルなデザインが注目されています。
そのうえで、今注目していただきたいのが「ジョグパンツ」。いわばスウェットパンツなのですが、今年は裾のリブがしっかりすぼまっているデザインかつ、スリットが入っているタイプが急増しています。従来のスウェットパンツに比べると裾がキュッと絞られているので、コーデ全体が程よくカッチリした印象になりますね。
黒のジョグパンツならさらにシャープな印象をもたらすので、ジャケットを羽織れば外出着としても活用できます。「自宅でもだらしない服装のままではなく、きちんとしたい」という時におすすめです。
■なめらかな素材で光沢感のあるものが◎
パンツはシルエットがもっとも重要で、次に忘れてはならないのが素材です。上記でお伝えしたように、とくに昨今は動きやすいストレッチが効いたパンツのラインナップが多いです。
なので、できるだけ部屋着感をなくすために、生地表面の素材がなめらかで光沢感のあるものを選びましょう。具体的な素材としては、サテン、ジョーゼット、ポンチ、トリアセテートと呼ばれるものがおすすめです。
今人気のトレンドパンツを手にして、寒い冬をおしゃれに乗り越えてくださいね。
(ファッションスタイリスト・ライター 角 佑宇子)
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