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「お腹グ~ッ」はうれしいサイン!若返りホルモンが大量生産!?


つやプラ編集部

食事は「一日三食、規則正しく」が健康に良いとされてきました。ところが、近ごろは「空腹の方が体にとって良い」という説が世の中を席巻中のよう。老化をコントロールするという「サーチュイン遺伝子」の発見などで、空腹とアンチエイジングの深い関係が明らかになってきました。

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■お腹がへると分泌されるホルモンとは

空腹に気付いた胃から出る「グレリン」というホルモンの語源は、英語のgrow(成長)。グレリンは空腹によって刺激された胃粘膜から分泌され、脳の視床下部に働いて食欲を出させます。それと同時に、下垂体から成長ホルモンも分泌されるそう。この成長ホルモンは、別名”「若返りホルモン」と呼ばれ、細胞を若返らせる働きがあるとのこと。お腹がすいたからといって、すぐに食事をせず、しばらくこのホルモンを体中に巡らせてみるイメージをしましょう。

 

■「サーチュイン遺伝子」は空腹時しか出ない

空腹時にしか活性化しない「サーチュイン遺伝子」は、若返りの強い味方。体内の細胞内にある遺伝子をすべてスキャンし、壊れたり傷ついたりした遺伝子を修復してくれるそうです。 また、動脈硬化の抑制やインスリンの生成など、加齢に伴う病気にも関与していることがわかってきました。老化につながる働きを制御し、老化をコントロールする「サーチュイン遺伝子」を利用しない手はありません。普段の食事の量を30%減らすだけでも効果があるそうなので、まずは「腹七分目」から始めてみてはいかがでしょう?

 

■血管までキレイになるホルモンがある!?

お腹が空いているのに、食べ物が入ってこないと、体は内蔵脂肪を分解して栄養に変えようとします。この時、脂肪の中から「アディポネクチン」という、血管の中を掃除してくれるホルモンが出ます。しかも、痩せてくるとどんどん活性化し、体中の血管を若返らせてくれるのだそう。

空腹を我慢するのはなかなか大変ですが、裏を返せば、絶好のアンチエイジングタイム。胃を休めるつもりで”空腹デー“を作って、体の中から若返る一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

(つやプラ編集部)

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【参考】
※南雲吉則著(2012)『「空腹」が人を健康にする』(サンマーク出版)
富士フイルム ヘルスケア未来研究所 レスベラトロール − 富士フイルム

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