美味しいだけでなく、高い美容効果も認められているワイン。毎日愛飲している方も少なくないのではないでしょうか。今回は料理研究家である筆者が、ワインをさらに美味しく飲むための基本知識についてご紹介いたします。
■コルクキャップは要注意!正しい保存方法
新聞紙に包み、光の入らない押入れや、野菜室などに入れておくのが無難です。栓止めの役割を果たすコルクの劣化を防ぐため、キャップのあたりを密封するとなお良いでしょう。また、匂いが強いもののそばには置かないように注意しましょう。匂いを吸収してしまうため、ワイン本来の風味を損なってしまう危険性があります。
■飲むときの適温って?
赤に関しては、2時間程前に栓を開けたまま、室温に置いておくことをオススメいたします。
・甘口の白 4〜6度
・辛口の白 9〜13度
・赤 15〜18度
特に長期間熟成されたワインは、空気に触れることなく保管されてきたため、俗にいう「ワインが閉じてしまっている」状態に陥りがちです。そのため、温度管理も兼ねて2時間程空気に触れさせることで適度に酸化させることができます。その際、冷房暖房には注意を払うように心がけましょう。
■栓を開けるのは主催者の役割!
パーティーや大切な機会でワインを飲む際には、ワインのマナー・流儀を理解しておくといいかもしれません。ホームパーティなどの場合、栓を開けるのは主催者です。参加者が勝手に開けないように気をつけましょう。主催者は栓を開けたら全員に注ぎます。交互に注いだりはせず、きっちり1人ひとり注いでいくのがマナーです。ワインはなるべく一度に飲み切る方が美味しく飲めます。
■飲み残してしまったワインの保存方法
一度に飲みきってしまった方が美味しくいただけるワインですが、ひとりで飲んでいたり、中途半端に残ってしまったりすることもありますよね。そこで最後に、飲み残してしまったワインの保存方法についてもお伝えしておきます。
・冷蔵庫に入れてしまっておく
・空気に触れさせないように気をくばる
・なるべく早く飲んでしまう
よほど高級で繊細な味わいを持っているワインでない限り、2〜3日であれば風味の劣化を免れると言われています。しかし、一度空気や口に触れてしまった食品ですから、きちんと冷蔵庫で保存するのは基本。空気に触れないよう、小さなデカンタに移しかえたり、真空にする道具を活用したりするのがオススメです。
いかがでしたか? 知っているようで知らない、ワインの基礎知識をご紹介いたしました。白、赤、ロゼと様々な種類があり、どんな料理との相性も抜群であることから、毎日愛飲されている方もいるのでは? ぜひ今回の記事を参考に、ワンランク上のワインを楽しんでください。
(料理研究家 オガワチエコ)