気温も湿度も高くなる春から夏にかけては、肌の潤いをキープしつつも、余分な皮脂を落とすお手入れに気を配りたいもの。「肌の表面がテカっても内側が乾いてしまう」というインナードライ肌の人にとっては、皮脂を取りすぎると肌のハリも失われがち。今回は、美容ライターの筆者が、まずは肌のお手入れの大事な行程である洗顔について、ポイントとオススメの洗顔料をご紹介します。
■インナードライもしっかり洗顔が必要だけど…
肌の表面がベタつくから、と洗顔しすぎてしまうと潤いが奪われ、ハリやツヤがなくなってしまいます。とはいえ、古い角質や酸化した汚れは肌に不要で、しわやたるみのもと。しっかりとオフしたいもの。
■泡の量よりも質を目安に洗顔料を選ぶ
インナードライ肌には、泡たっぷりの洗顔料はNGです。ラクに泡立てられる洗顔料には、実はより多くの洗浄料が入っていることも。すると、肌の潤いも必要以上に奪われやすくなります。洗顔料の見極め方は、「泡の量よりも質を目安にする」ということを心がけてください。きめの整ったメレンゲのような密度の濃い泡が立つ洗顔料を選ぶといいでしょう。また美容液の配合などで、余分な汚れをすばやく落としながらも、肌に潤いを与えてくれるタイプもオススメです。
■肌への刺激が最小限で済む洗顔方法って?
肌への摩擦がなくなるよう、ふんわりとした泡を作って洗顔することが大切です。適量を手に取り、少しずつ水を加えながら、メレンゲをたてるように、空気を含ませながら泡立てると、理想的なふんわり泡ができあがります。この泡をTゾーンのみにのせて、朝はそのまま、夜はのせた泡を顔全体に行きわたらせてからすすぎましょう。界面活性剤による肌への刺激が最小限で済み、潤いを奪いすぎずに洗顔できます。すすぎは最低でも30回。あごのまわりなどのすすぎ残しは、ニキビなどトラブルのもとになるのでご注意を。
■固形の洗顔石鹸ですっきり洗いあげたい方に
バランシング ソープ/THREE
99%が天然由来成分。保湿成分たっぷりのきめ細かな泡が、肌の余分な角質や汚れを落としてくれます。
(80g 税抜価格3,300円)
■美容成分配合フォームでもっちり洗い上げたい方に
ムースネトワイアント/クレ・ド・ポー ボーテ
「さっぱり、つるつる」のFタイプ、「しっとり、なめらか」のTタイプの2種類から選べます。もっちりと吸い付くような洗い上がりで、プレミアム感を満喫できる洗顔料。肌を輝かせるイルミネイティングコンプレックス配合。
(125g 税抜価格5,000円)
■磨き上げたようなクリアな肌に洗い上げたい方に
ブライトニング フォーム N/イグニス
きめの細かい理想的な泡が作れる洗顔料。洗い上がりは光で磨きあげたようなクリアな質感。
(120g 税抜価格4,500円)
いかがでしたか? 洗顔に少し手をかけるだけで、びっくるするほどお肌の調子が整います。ぜひ洗顔を見直して、潤いをキープしながらもクリアな印象のお肌を目指してみてください。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ 斎藤明子)
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【参考】
※小西さやか・櫻井直樹著(2015)『すっぴんもメイク後のきれいな人の習慣 効果が変わる「化粧品」の使い方』(青春出版社)
※バランシング ソープ – THREE
※ムースネトワイアント ― クレ・ド・ポー ボーテ
※ブライトニング フォーム N – イグニス