秋にぴったりの絶妙なトーンで、おしゃれな印象を与える「くすみカラー」。しかし、アイシャドウに使うと、老け見えしてしまう場合があります。
コスメコンシェルジュの筆者が、老け見えしないアイシャドウの選び方とアイメイク術をご紹介します。
■老け見え注意!くすみカラーの秋メイク
いよいよ、メイクに秋らしさを取り入れたい季節になりました。今季は、深みのあるくすみカラーや、ツヤを抑えたマットな質感のアイテムが人気になっているようです。
とはいえ、くすみがかったカラーをメイクに取り入れると、なぜか老けて見える気がすることはありませんか?
実は、くすみカラーのなかには、気になるまぶたのくすみやたるみなどの影を目立たせてしまうものがあります。
■秋っぽくて、老け見えしない!アイシャドウの選び方
まずは色や質感をチェック
くすみカラーのアイシャドウは、まずは色や質感が大切です。重ねてもにごらず、透け感のあるカラーを選びましょう。
特に落ち着いた印象のマットカラーを選ぶ場合、「質感」が重要になります。粉っぽくないか、密着力が高いかを必ずチェックしてください。
また、ラメの入ったカラーを適度にポイント使いすることで、ほどよい光の反射を得られ、より華やかな目元になります。
できれば単色アイシャドウよりも、4色ほどカラーがセットされた多色パレットタイプがおすすめです。パレットの薄い色から順に重ねるだけで、より奥行きのある目元に仕上げることができます。
オレンジ系とローズ系からセレクトしても◎
この秋新たに発売された、くすみカラーを取り入れたアイシャドウから「イエベ向きのオレンジ系」と「ブルベ向きのローズ系」をピックアップしました。
自分が「イエベ」か「ブルベ」か分からなくても、オレンジやブラウンなどの温かみのあるカラーが似合うのか、ピンクやグレーなどフェミニンなカラーが似合うかで選ぶと、失敗しにくいですよ。
今回は、イエベ向きのオレンジ系パレットを使って、実際にメイクをしていきます。
■大人の秋カラーアイメイク術
(1)大きめのアイシャドウブラシでBをとり、アイホールと下まぶたに塗ります。一度に塗るとムラになりやすいため、少量をとって2~3度重ね塗りをしましょう。
(2)同じブラシでCをとり、二重幅よりやや広めに塗ります。この時、目尻側を広めに塗ると目幅をより大きく見せることができます。
(3)チップでDをとり、二重幅と下まぶたの目尻側に塗ります。
(4)指でラメの入ったAをとり、上まぶたの中央と下まぶたの目頭付近に塗ります。
マットカラーだけで仕上げると沈んだ印象になることがありますが、ラメをポイント使いすることで、軽やかで秋らしいメイクに仕上がりました。
全体的にキラキラさせたメイクは、40・50代にはやり過ぎですが、適度にラメを加えることで、上品で若々しい印象を叶えることができます。
老け見えすることもある「くすみカラー」ですが、選び方や塗り方を少し工夫するだけで、仕上がりが変わります。この秋は、くすみカラーを使った秋メイクに、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(美容ライター/コスメコンシェルジュ/ナチュラルビューティスタイリスト 稲毛 登志子)
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