好きなものを好きなように食べているのに、太らない痩せ体質の人。周りを見渡すと一人はそんな方がいらっしゃるのではないでしょうか。
「どうして?」と不思議に思いますが、この痩せ体質には、腸内環境もかかわっています。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して19年の美養フードクリエイターである筆者が、余分なものをため込まない、代謝の良い痩せ体質になるために、すぐに実践できる美腸習慣を3つご紹介します。
■痩せ体質になる!美腸習慣3つ
(1)夕食は寝る3時間前までに済ます
腸は寝ている間に活動し、朝までに余分なものを排出する準備をします。ですから、就寝時には胃に食べ物が残っていない状態であることがベスト。
夕食が遅いと、寝ている間も消化吸収のために働かなければならず、腸本来の働きができず腸内環境も悪化してしまいます。
胃から食べたものが移動するまでに3時間程度かかるといわれていますから、夕食は就寝3時間前までに済ませましょう。
(2)夕食に食物繊維や油を摂りすぎない
食物繊維は、腸活に必要な栄養素ではありますが、胃液などの消化液で消化されないため、移動に時間がかかります。
「腸活のために」と野菜を多く摂るのはよいことですが、夕食に野菜を多くとると、消化吸収に時間がかかってしまい、かえって胃腸の負担になってしまうことも……。
また、動物性脂肪だけでなく、植物性の油も消化の遅い食べ物です。
夕食は、いつまでも胃に残るような消化の遅い不溶性食物繊維や油の多いものを避けましょう。もし食物繊維を摂るのであれば、海藻や柑橘系フルーツに含まれる水溶性食物繊維を選び、脂質の多い食事を避けるのがおすすめです。
(3)リラックスタイムをとる
腸の働きは、副交感神経が司っています。そのため、いつまでも緊張した交感神経が優位な状態では腸がスムーズに働きません。
腸内環境を良い状態に保つためにも、夜は湯舟につかって身体を温める、好きな音楽を聴く、アロマを焚くなどしてリラックスタイムをとって、副交感神経が優位な状態で眠りにつくように心がけましょう。
腸内環境を良い状態に保つには、食べ物+生活習慣も大切です。ご紹介した美腸習慣を少しずつ取り入れて、太りにくいヤセ体質をゲットしたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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