今年の夏は驚異的な暑さでしたね。あまりの蒸し暑さに、冷房の効いた室内にいた方がほとんどだったと思います。そんな暑さもようやく和らぎ、秋の気配が色濃くなってきました。
“収穫の秋”という言葉があるくらい秋は美味しいものを食べる機会がたくさんあるので、太りやすい季節だと感じる方も多いかもしれません。ですが、実は秋はダイエットに向いている季節です。
アラフィフ・フィットネス美トレーナーの筆者が、秋にダイエットをすべき理由と、秋の痩せる習慣をご紹介します。
■秋にダイエットをすべき理由
「基礎代謝」とは、寝ている時にも消費されるエネルギーのこと。基礎代謝が高いほど、痩せやすい体質といえます。
この基礎代謝は、季節によって変動します。例えば、気温が30〜36度になる夏は、私たちの体温と差が少ないので基礎代謝は低め。ですが、気温が下がると体温と気温の差が大きくなり必要なエネルギー量が上がるので、基礎代謝は上昇します。
なので、気温が下がる秋は自然と基礎代謝が高くなりやすいため、ダイエットには絶好の季節なのです。
寒い冬の方がもっと基礎代謝が高くなりそうなイメージですが、冬は寒すぎて身体が冷えきってしまいがち。身体が冷えると全身の血流が悪くなりやすいため、水分や老廃物が停滞しやすいです。
そのため、冬ほど冷える心配がない秋がおすすめです。
■秋にやるべき痩せる習慣3つ
(1)薄着になる
秋はだんだんと気温が下がり、少しずつ肌寒くなってきます。ですが、代謝を上げるには、無理をしない程度になるべく薄着になることもおすすめです。これは、代謝を活発にさせるために体温を上げやすくすることが狙いです。
特に、運動をする際は薄着になると良いでしょう。最初は肌寒く感じるかもしれませんが、運動をしているうちに身体がポカポカとしてきます。身体が温まってきたら、代謝が上がっているサインです。
とはいえ、無理をして薄着で運動をした結果、風邪を引いてしまっては元も子もありません。自身の体調に注意して行ってくださいね。
(2)秋の旬食材を食べる
秋に旬を迎える美味しい食材はたくさんあり、ダイエットに役立つ食材も豊富です。
キノコ・サツマイモ
「食物繊維」が豊富で腹持ちもよく、血中コレステロールを下げる働きがあります。便秘防止にも役立つので、食べて痩せ体質を作るにはおすすめの食材です。
サンマ
秋といえば、サンマを思い浮かべる方も多いでしょう。魚には「たんぱく質」が多く含まれていますし、サンマに含まれている「オメガ3系脂肪酸」は血中の中性脂肪を減らす働きがあります。
焼き芋
焼き芋は、焼いただけでも十分甘くて美味しいですよね。サツマイモやカボチャは食べ応えがあるので満腹感がUPしますし、「食物繊維」も豊富なのでダイエットにぴったりです。
カロリー制限はNG
食べることを我慢するダイエットは、リバウンドを招きます。また、カロリー制限をしている時は身体が飢餓状態になっているので、その時に運動をしても、脂肪ではなく筋肉が消費されてしまうこともあります。
秋の美味しい食材をうまく活用してバランスよく栄養をとりつつ、適度な運動を心がけましょう。
(3)早歩きで散歩をする
蒸し暑い夏は外に出ることさえ億劫ですが、さわやかな気候の秋は外で散歩をするには最高のシーズンです。また、夏に比べると基礎代謝が上がりやすいので、運動が苦手という方でもダイエット効果を感じやすいでしょう。
散歩をする時は、いつもよりもほんの少しだけ早歩きで20分ほど歩いてみてください。会話ができるくらいのペースです。これだけで、ただ歩いている時よりも、さらに脂肪が燃えやすくなります。
また、秋は身体を動かすチャンスが豊富です。秋の美しい紅葉を見ながら散歩やハイキング、登山をすれば、楽しく身体を動かすことができます。
「食欲の秋だから、秋は太りやすい」というイメージに変化はありましたか? 秋は気持ちが良い季節ですので、紅葉を見ながら散歩を楽しんでみてください。夏よりも基礎代謝が上がりやすい秋は、痩せ体質をつくるチャンスですよ。
(フィットネス美トレーナー MIKA)
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【参考】
※脂質異常症改善 – オムロン
※「オメガ3脂肪酸」が糖尿病リスクを低下 悪玉コレステロールに注意 – 糖尿病ネットワーク
※魚にはオメガ脂肪酸が豊富オメガ脂肪酸が多く摂れるレシピも紹介 – サントリーホールディングス