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実はすごい臭っている!?40・50代の口臭チェック&対策

ヘルス&ビューティーコンシェルジュ
西川美佐子

プロフィール画像(Misakoさん)

年齢とともに気になる「口の臭い」。

歯磨きやマウスウォッシュなどで気をつけていても、実は臭っているかもしれません。

実はすごい臭っているかも?40・50代の口臭チェック&対策

お口の臭いが気になる40・50代の皆様へ、登録販売者の資格も持つ筆者が、口臭チェック方法&対策をご紹介します。

■40・50代の口臭が強くなるのはなぜ?

唾液には「口の中を中性に保つ」「虫歯を予防する」「細菌の繁殖を抑える」といった働きがあるので、唾液の分泌が減ることで口臭も出やすくなります。

この唾液の分泌に大きく関わるのが「自律神経」です。

特に「更年期」といわれる40・50代の体では、女性ホルモンの分泌量が大幅に減少し、ホルモンバランスが乱れやすくなります。

ホルモンバランスの乱れは「自律神経」の乱れを招き、自律神経の乱れは体の水分代謝にも影響を及ぼすため、唾液の分泌量に影響が出るというわけです。

また唾液の分泌以外の原因としては、口腔内のトラブル、口呼吸による乾きや喫煙、歯に挟まった食べかすなども臭いの原因になりますので、注意しておきましょう。

思わぬ身体の不調が原因の場合もあるので、気になる場合は歯科や内科を受診して、かかりつけ医に相談することをおすすめします。

■「大丈夫?」気になる口臭チェック法

自分の口の臭いは意外に気づきにくものですよね。「大丈夫」と思っていても意外に臭っているかもしれません。まずはセルフチェックをしてみましょう。

(1)唾液をチェック

スポンジブラシや綿棒などで、歯や歯茎の間、舌の上の唾液をとって、チェックしてみましょう。

(2)息をチェック

唾液でわかりづらい人は、息もチェックしてみましょう。

普段マスクをしている人は、一定時間着用したマスクの臭いをチェックしてみましょう。

すぐにチェックしたい人は、ビニール袋などに息を吐いて臭いをチェックしてみましょう。

(3)舌の色をチェック

舌表面の色を見て、「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる白っぽいコケ状のものが付いていないかチェックしてみましょう。

「舌苔(ぜったい)」とは、食べカスや剥がれ落ちた粘膜などが溜まったもので、細菌が存在している可能性大です!

(4)口臭チェッカーでチェック

「臭いがイマイチわからない」「自分ではわからなかったけど心配」という人は、市販の口臭チェッカーを使用してみましょう。

品質にもよりますが1,500円前後から購入できるものもありますので、チェックしてみてくださいね。

■今日からできる口臭対策6つ

臭いのチェックをしてみて、大丈夫だった人も、心配になった人も、これからのためにしっかり対策しておきましょう。

(1)水分補給しよう

自律神経の乱れは、体の水分量調節に大きく関わります。

日常的なストレスに加え、特に更年期はホルモンバランスの乱れによる自律神経の乱れもありますので、口の中が思った以上に乾いていることもあります。

積極的に水分補給するなどして、口の中をうるおすことを意識しましょう。

(2)よく噛んで食べよう

唾液分泌を促すために、「噛む」ことは大切です。

忙しい毎日を送る40代・50代は、短時間で食事を済ませている人も多いのではないでしょうか。

よく噛むことは内臓への負担も減らせて満腹感につながり、ダイエットの味方にもなってくれますので、一石三鳥!

1口につき20回は、意識して噛むようにしましょう。

(3)歯磨きを見直そう

歯磨きは、口臭予防の心強い味方になってくれます。

食べ残しなどの口臭の原因が残らないよう、1本ずつやさしく磨くようにしましょう。

ただし、過敏になる必要はありません。強い力のブラッシングや、必要以上の回数歯を磨くといった、「磨きすぎ」は、歯を傷つけてしまうこともあることを覚えておきましょう。

(4)マウスウォッシュを活用しよう

外出先で歯磨きがなかなかできない場合や、すぐに口臭対策をしたい時には、マウスウォッシュも効果的です。

ただし、アルコールが配合されたものは頻度を調節するようにしましょう。

アルコールは爽快感はありますが、口内の乾きにつながることもあるので、唾液分泌が少ない40代・50代はノンアルコールのマウスウォッシュがおすすめ。

マウスウォッシュがない時は、水でうがいするだけでもOKです。

洗面所がない場合は、マウススプレーなども活用すると良いでしょう。

(5)舌ブラシも使ってみよう

口臭の原因でもある「舌苔(ぜったい)」対策として、舌専用のブラシを使って、舌についた汚れも取る習慣をつけましょう。

舌ブラシにはブラシタイプやヘラタイプ、U字タイプといった形状の種類があり、素材もナイロンやシリコーンなど種類があります。

人によって口腔内の環境は異なりますので、かかりつけの歯科医院などで相談して決めるのがおすすめです。

(6)生活習慣を見直そう

唾液の分泌に関わる自律神経は、生活習慣によって影響を受けます。

睡眠が短い」「運動不足」「不規則な生活」「偏った食生活」など、心当たりのある人はできる限り、生活習慣の改善を心がけましょう。

年齢とともに気になる口臭ですが、日頃のケアで予防できることは多くあります。毎日の口臭ケアで、楽しく毎日を過ごしてくださいね。

(ヘルス&ビューティーコンシェルジュ 西川美佐子)

 

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【参考】
口臭 – 日本歯科医師会

唾液腺の自律神経支配―歴史的展望―(PDF) – 日本自律神経学会

ストレスによる唾液分泌抑制のメカニズム – 日本歯科薬物療法学会

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