高価なサプリメントや化粧品に頼るのもいいですが、身近な食品からもアンチエイジング作用を得ることが可能です。
栄養士・ヘルシー料理研究家の筆者が、40・50代の女性におすすめの、スーパーでも買えるアンチエイジングにおすすめの食材をご紹介します。
■身近なアンチエイジングフード5選
私たちは生きていく上で酸素が必須な以上、活性酸素をゼロにすることはできません。
活性酸素は過剰になると細胞を攻撃してしまいます。これによって代謝の低下、肌の水分量やハリの低下など、様々な老化現象が生じるようになると考えられています。
しかし、対策できることがあります。それは抗酸化作用の高い食品を摂取することです。
高価なものでなくても、老化を遅らせることのできる食品はたくさんあります。
(1)鮭
鮭は若返り食材の王様です。
ピンク色の素となるアスタキサンチンは高い抗酸化作用で知られ、体脂肪を燃焼しやすくしたり、心身の疲労回復に働きかけたりします。
鮭の皮は、肌のハリや弾力に欠かせないコラーゲンの宝庫です。
コラーゲンは分子が大きく、体内への吸収率が低いといわれていますが、鮭に含まれるコラーゲンは体内へ吸収しやすい形であるともいわれています。
(2)納豆
納豆が身体に良いというのはもはや常識になっていますが、アンチエイジングにおいても例外ではありません。
納豆に含まれるポリアミンには、細胞を活性化し、年齢と共に下がっていく代謝をアップさせる働きがあります。
また、更年期症状の緩和に効果的とされる大豆イソフラボンは、発酵することによって他の大豆製品より吸収されやすい形で含まれています。
(3)くるみ
くるみには、抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンEや、抗酸化作用の高いポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールが含まれる食品はたくさんありますが、くるみはトップクラスの含有量を誇ります。
全身の健康を支え、中性脂肪を下げる働きに優れたn-3系脂肪酸が多く含まれている点でも注目されています。
(4)トマト
トマトは美肌に必要な成分が全て詰まっている野菜です。
トマトの象徴ともいえる真っ赤な色の素となるリコピンは、優れた抗酸化作用で、活性酸素によって受けたお肌のダメージを修復する働きが期待できます。
シミやソバカスを薄くする働きが期待できるビタミンCも豊富です。
リコピンは油脂類と摂取すると吸収率が高くなり、ビタミンCは熱に弱い性質のため、生のままオリーブオイルやドレッシングをかけて食べるのがおすすめです。
(5)生芋こんにゃく
肌の潤いの維持に重要な役割を果たすセラミドを摂取することができます。
非常に低カロリーで食べ応えもあるため、ダイエットにも最適です。
食物繊維の働きにより、良好な腸内環境に整える役割も担います。
スーパーでも買える、身近なアンチエイジングフード5つをご紹介しました。ぜひ、ひとつからでも取り入れてみてくださいね。
(栄養士・ヘルシー料理研究家 fumie)
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