独特な風味で料理の引き立て役をしてくれる「生姜」には、痩せ効果が期待できます。
管理栄養士の筆者が、痩せ効果を上げる生姜の意外な食べ方をご紹介します。
■40・50代に嬉しい!生姜の痩せ効果とは
生姜を食べると、身体がポカポカしますよね。
これは、生姜に含まれる辛味成分の「ジンゲロール」や香り成分の「ガラノラクトン」が、血管を広げて血流を改善するために起こることです。
血流が良くなると代謝が良くなるため、痩せやすい身体へと近づくことができますよ。
また、「ジンゲロン」という成分には脂肪を燃やす働きもあることから、生姜には高い痩せ効果が期待できるということがわかりますね。
生姜の食べ方次第では、さらに痩せ効果アップを狙えます。生姜の効果的な食べ方をご紹介します。
■痩せ効果を高める生姜の食べ方4つ
(1)食べる直前にすりおろす
血流を良くする働きがある「ジンゲロール」は酸素に弱い性質があり、長時間空気に触れていると100%の働きを発揮できないのだそう。
そのため、生姜は食べる直前にすりおろしましょう。
(2)レンジで加熱をする
生姜を加熱すると、ジンゲロールの一部が「ショウガオール」という成分に変化します。
ショウガオールも熱を生み出す働きがあるので、生姜は加熱した方がより痩せ効果が期待できます。
手軽に生姜を加熱するには、電子レンジを使うのがおすすめ。
刻むorすりおろした生姜を耐熱容器に入れて、生姜が浸る程度の水を加えます。ラップをして、600Wで約3分間加熱すればOKです。
紅茶やココア、料理に少しプラスしたいときに便利ですので、ぜひ試してみてください。
(3)生姜パウダーを常備する
ジンゲロールは、生姜を乾燥させることでも「ショウガオール」に変化します。なので、ダイエットのために乾燥させた生姜を取り入れることもおすすめ。
スーパーなどの調味料コーナーにあるジンジャーパウダーを使えば、簡単に乾燥生姜を取り入れることができますよ。
紅茶などの飲み物に入れたり、パスタの仕上げに使ったりと、幅広い用途で使えるため、1つ常備しておくと便利です。
(4)皮は剥かずに使う
「ジンゲロール」は、生姜の皮の部分に多く含まれているため、皮ごと生姜を使うと効率的です。
鮮度が高い生姜は、洗って泥などを取れば皮ごと食べても問題ありません。
もし皮ごと使うことに抵抗がある場合は、スプーンの裏や丸めたアルミホイルで皮をこすると、適度に皮が取れて食べやすくなりますよ。
生姜単体でも高い痩せ効果が期待できますが、少し工夫をするとさらにその効果を高めることができます。
痩せ効果が期待できる食材をせっかく食べるのなら、最大限の効果を得たいですよね。ぜひ、生姜を食べるときの参考にしてみてください!
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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【参考】
※食事で『冷えとり』 おすすめ食材~生姜 Gingers~ – 山梨県厚生連健康管理センター
※しょうが – わかさ生活
※白鳥早奈英・板木利隆/監修(2009年)『もっとからだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店