最近、メイクのノリが悪くなったり、なんとなく顔がくすんで見えるということはありませんか?
もしかしたら、更年期特有の「産毛」が関係しているかもしれません。
肌育美容家の筆者が、自宅で簡単にできる産毛のケア方法をご紹介します。
️■年齢とともに顔の産毛が増えるのはなぜ?
更年期を迎えると女性ホルモンの分泌が不安定になり、男性ホルモンが優位になります。そのため、若い頃には気にならなかった体毛や産毛が増えやすくなるのです。
特に、顔のヒゲが気になるという人は多いでしょう。産毛を放置しておくと、ファンデーションのノリが悪くなったり、スキンケアが浸透しにくくなったりする場合があります。
また、顔全体の印象が暗く見えてしまうので、定期的な処理が大切です。
■セルフシェービングの正しい方法
最近は、美容皮膚科でフェイシャル脱毛をする方法がありますが、自宅で産毛の処理をする場合は、フェイシャル用のシェーバーを使うことをおすすめします。
筆者は、ヘッドが短い電動シェーバーで細かい部分までケアするようにしています。
やみくもに顔に刃を当てるのはNG。正しい産毛の処理方法をマスターしましょう。
(1)産毛剃りには下準備が必要
ベストなタイミングは、お風呂上がりやシャワーを浴びた後。
または、ホットタオルやスチーマーなどで肌を柔らかくしてから行うようにしてください。
(2)顔にクリームやジェルを塗っておく
絶対に、肌に何も付けていない状態で産毛剃りをしないでください。
顔全体にオールインワンジェルや、普段使っているクリームを塗布しましょう。
シェーバーの刃が直接肌に触れると、必要な角質まで傷つけてしまいます。必ず、クッションの役割をするアイテムを使用するようにしてください。
専用のものを用意する必要はなく、ご自分の持っているものでOKです。
(3)顔の上半分から始める
額の皮膚を少し引っ張るようにしておくと、シェーバーが当てやすいです。
こめかみと眉毛は産毛でつながりやすく、眉間も産毛が生えやすい部分なので、念入りに産毛剃りを行ってください。
シェーバーの刃は、必ず下に向かって動かしてください。
(4)フェイスラインをハッキリさせる
もみあげの周りからフェイスラインに向かって、下げるようにシェーバーを動かしてください。頬を少し持ち上げるようにして引っ張ると、キレイに剃ることができます。
このパーツの産毛をなくしておくと肌の印象が明るくなり、フェイスラインも引き締まって見えます。
(5)口周りは丁寧に
口周りは丁寧に行いましょう。口角の横は気を抜くとヒゲが伸びやすいので、こまめな手入れが必要です。
舌で皮膚を押すようにすると剃りやすくなりますよ。
鼻の下は、やさしくシェーバーを当ててなでるように行ってください。
唇の下からあごにかけても産毛が生えやすいので、軽くシェーバーを当てておきましょう。
(6)シェービングが終わったらアフターケアを
剃毛が終わったら、ホットタオルでやさしく顔全体を拭き取ってください。
顔のシェービング後は、皮膚がとてもデリケートな状態です。必ず化粧水とクリームで保湿をしてください。
肌の沈静のためにCICA成分配合のシートマスクなどを活用することもおすすめです。
朝は、必ず日焼け止めを塗るようにしてください。また、1週間ほどは、スクラブなどの刺激の強いケアはしないようにしましょう。
「産毛」を処理すると顔全体がクリアなイメージになり、メイクのノリもよくなります。2週間に一度ほど、行ってみてください。
(肌育美容家 今泉 まいこ)
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