初夏の日差しも増え、薄着の季節がやってきました。薄着になると、ぽっちゃりしたお腹まわりなどが気になりますよね。
旬のフルーツで、おいしく痩せ体質を目指しませんか?
インナービューティー料理研究家・食生活指導士1級の筆者が、旬のキウイで「痩せ体質づくり」を叶えるポイントをご紹介します。
■キウイの豊富な食物繊維でおなかスッキリ!
食物繊維が豊富なキウイ。特にグリーンキウイは食物繊維の含有量が多く、可食部100gあたり約2.3gも含まれています(ゴールドキウイは1.1g)。
また、グリーンキウイには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれています。豊富で良質な食物繊維は、腸内細菌のバランスを整え、腸内環境を整えてくれます。
便秘の原因の多くは、食物繊維や水分量の不足。そして、それらによる腸内環境の乱れです。
果物の中でもトップレベルの食物繊維含有量を誇るキウイは、便秘の改善におすすめの食材です。
■キウイで腸から痩せ体質になる食べ方
(1)サラダや発酵食品と一緒に食べる
1.サラダの具材に
葉野菜・トマト・ナッツ類などと一緒にサラダの具材にすれば、より多くの食物繊維を摂取できます。
2.発酵食品と合わせて
腸活のためには、食物繊維だけはなく、ヨーグルト、キムチ、納豆などの発酵食品も効果的です。腸に働きかける食材を積極的に取り入れ、善玉菌を増やす食生活を心掛けましょう。
キウイには、ヨーグルトやチーズ、生ハム、ザワークラフトなどの発酵食品がよく合います。
サラダのドレッシングに、バルサミコ酢や味噌などの発酵系調味料を隠し味として加えるのもおすすめですよ。
(2)皮ごと食べる
ゴールドキウイなどの毛のない品種は「皮ごと食べる」ことで、食物繊維の摂取量をより増やすことができます。
(3)肉料理、魚料理と一緒に食べる
キウイに含まれているたんぱく質分解酵素「アクチニジン」は、主にたんぱく質の消化を促進すると期待されています。
特にグリーンキウイは、タンパク質の消化を助けるアクチニジン活性が高いといわれています。
食物繊維も消化酵素も豊富に含むグリーンキウイは、まさに痩せ体質を目指す人にピッタリ!
筆者は先日、キウイの本場ニュージーランドで食や栄養についてリサーチしてきました。写真はその時のひとこまです。
ニュージーランドでは、ラム肉や牛肉をグリルしたものに、刻んだキウイをソースとして添えていました。
キウイのアクチニジンが肉のたんぱく質を分解してくれるため、最適の組み合わせです。
刻んでオリーブオイルやビネガーと和えるだけでOK! これなら自宅でも簡単に作れそうですね。肉料理や魚料理には、ぜひグリーンキウイを添えてみましょう。
■食べるタイミングにも注目!
食物繊維が豊富なキウイは、GI値が低く、血糖値の急上昇を防ぐ働きも期待されています。
太りにくい体づくり=痩せ体質のためには「食べる順番」も大切です。
フルーツといえば食後のイメージが強いかもしれませんが、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるキウイは、食事のはじめに食べることをおすすめします。
キウイを痩せ体質づくりに役立てるためのポイントをご紹介しました。腸内環境が整うと、吹き出物などの肌トラブル対策になり、美肌づくりにも役立ちます。旬を迎えたキウイを、腸活・痩せ体質のためにも美肌づくりのためにも、積極的に取り入れてみてください。
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩 亜矢子) ※画像:すべて筆者撮影
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【参考】
※ゼスプリキウイ商品ラインナップ – ゼスプリ
※「キウイフルーツの健康価値」(冊子)ゼスプリ社※「カンパニープロフィールBOOK」(冊子)ゼスプリ社※吉田企世子・松田早苗/監修(2021年)『正しい知識で健康をつくる あたらしい栄養学』高橋書店※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店※蒲池桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ※森拓郎/著(2021)『きれいな人の老けない食べ方』SBクリエイティブ