突然にやってくる、あの足のつり。大変に痛く、嫌なものです。まずはストレッチで痛みを逃すことが大切。そして日常の食生活も要チェックです。今回は、足のつりへの対処法をご紹介します。
■ゆっくりと「腓腹筋(ひふくきん)」のストレッチを!
足のつりは、ふくらはぎの「腓腹筋(ひふくきん)」が収縮することで起こります。痛みに襲われたら、あわてないで、この腓腹筋を伸ばしてあげましょう。まず、つま先をすねに向かって引き上げながら、ふくらはぎとアキレス腱をストレッチします。自分の手でつま先をつかんで引き上げてもかまいません。この引き上げた状態を8秒ほどキープします。
■足がつりやすいときは太りやすいとき?海藻やナッツでマグネシウムを補給
そしてもう1点重要なことは、食生活の見直しです。足が頻繁につるのは、マグネシウムが足りないためと言われています。外食ではなかなか十分にとれない栄養素ですから、家では意識してとるようにしましょう。ナッツ類と海藻を常備するのがおすすめです。ナッツはスナックとしても楽しめますし、海藻も比較的手軽に食べられる食材です。乾燥わかめやもずくなど、どんどん食生活にとり入れてください。また、マグネシウムが不足すると基礎代謝も下がってしまうため、太りやすくなります。足がしょっちゅうつるようになったら、マグネシウムをしっかり補給することです。
■冷え、水分不足も要注意! 血行促進を心がけること
加えて気を付けたいのは「血行促進」です。血流が悪くなれば身体は冷え、筋肉の緊張が起こりやすくなります。シャワーですまさず、湯ぶねで温まってから休むなど、血のめぐりをよくするよう心がけてください。そして血流をさまたげないために、水分不足にも要注意です。日頃から、喉の乾きを感じる前に、水分をとる習慣をつけましょう。
たかが足のつり、と甘く見ないで、十分に自分の身体と向かい合いましょう。身体に起こる異変は決して放っておかないことが、明日のすこやかさと笑顔につながるのです。
(ウェルネス&ビューティーヘルスケアライター/ユウコ)
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