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これでホックホク!冷めた「焼き芋」を美味しく温め直す方法

台湾料理研究家
小河 知惠子

焼き芋といえば、まさに冬の風物詩です。手に取って真んなかで割ったときに見える鮮やかな色合いと、漂う甘い香りはたまりません。でも、つい買いすぎて食べきれず、しばらく放置すると、美味しさも半減。なんとか復活させる方法はないものでしょうか。今回は、料理研究家である筆者が「冷めた焼き芋を美味しく温め直す方法」をご紹介します。

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■1:ラップをしないでレンジにかける

食べものをレンジにかけて温め直す場合、通常はラップをします。しかし、焼き芋をそのようにして温めると、芋が湿って、せっかくのホクホク食感を損なうことになります。ただし、しっとり食感を好む方であればこの方法でも構いません。

■2:アルミ箔に包んでオーブントースターで温める

冷めた焼き芋をアルミ箔で包んでオーブントースターに入れます。こうして温め直すと水分も逃げず、ホクホクの状態が維持できます。温め具合が分かりにくいので、竹串などを刺してなかの具合を探るといいでしょう。抜いた竹串を唇に当てて温度をみるのは、肉料理などで中まで火が通ったかどうかを確かめる際によく用いられる方法です。

■3:ラップでくるんで蒸し器にかける

蒸し器は蒸気で加熱するので、焼き芋をそのままの状態で入れると、水分を吸ってベチャッとした仕上がりになります。そうなるのを防ぐためには、ラップでくるむこと。しっかり隙間なく巻いて、水分が入り込むのを防ぎましょう。

■4:どうしても残す場合はラップをして冷凍

焼き芋はなるべく温かいうちに食べたいものですが、どうしても残す場合は保存法に注意しましょう。芋にも種類がありますが、焼き芋に使われることの多い安納芋などの蜜芋は、蜜があって傷みやすい特徴があります。ですから冷蔵庫よりも、冷凍庫での保存するほうが相応しいのです。粗熱をとってからラップにくるんで冷凍庫に入れるようにしましょう。

いかがでしたか? 焼き芋は売っている場所が限られているので、見つけるとつい買ってしまいます。できるだけ長く美味しく楽しめるように、上手な保存法と温め方を身につけておくといいですね。
(料理研究家 オガワチエコ)

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