食べることで美しい身体を作ることは、もはや常識ですよね。身体にいい影響を与えるといわれている食べものや飲みものは、たくさん紹介されていますが、みなさん取り入れていますか? もちろん、質のよいものを身体に取り入れることは大切ですが、食べてばかりではダメ! 食べないことも、アンチエイジングにつながるのです。
美養フードクリエイターの筆者が、アンチエイジングな食べ方を3つご紹介します。
■「食べない」ことがカギ!アンチエイジングな食べ方3つ
(1)食べ過ぎない
いくら身体にいい働きをするとはいえ、もうお腹がいっぱいなのに、まだコレを食べていなかった……と無理をしてでも食べていることはありませんか? また、身体にいいからと同じものばかり食べ過ぎていませんか?
私たちの身体に備わっている長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)は、細胞の生まれ変わりや修復、脂肪の燃焼、活性酸素の除去など、身体を活性化させますが、空腹を感じないとスイッチがONになりません。ですから、あれもこれもと食べるのではなく、常に腹七分目を心がけましょう。
(2)空腹を感じてから食べる
空腹を感じるのは、グレリンという胃から分泌されるホルモンの働きによるものです。
このグレリンは、食欲を増進させる働きのほか、成長ホルモンを分泌させる働きがあります。成長ホルモンには、脂肪を燃焼させてエネルギーに変える働きがあります。ですから空腹を感じた時は、脂肪を燃焼させてエネルギーを作り出しているということです。
お腹が空いていないのに何となく食べる、小腹が空いたからといってすぐ食べる、という食生活はやめて、お腹がしっかりと空いてから食べる習慣をつけましょう。
(3)寝る3時間前は食べない
食べたものが胃から移動するまでに3〜4時間かかるといわれています。ですから、食べてすぐに寝てしまうと、寝ている間も消化しなくてはならず、身体は休まりません。
とくに、寝入りばな3時間の深い睡眠の時に成長ホルモンが分泌されるといわれていますから、寝る3時間前には食べるのをやめ、熟睡できる状態で眠りにつきたいものです。
食べてキレイを実践するためには、プラスばかりでなくマイナスも必要です。食生活を規則正しくして、美容・健康を維持したいですね。
(美養フードクリエイター 岩田まなみ)
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【参考】
※腹七分目で若返ろう カロリー制限が長寿遺伝子活性化 – 金沢医科大学病院
※新規成長ホルモン分泌促進ペプチド; グレリン(Ghrelin) に関する研究 – 国立循環器病研究センター研究所
※左藤桂子・著「痩せる寝方」(2014年)大和書房